聞き間違えが誕生のきっかけ? 世界中で最も多い動物の貯金箱は“豚”だった!

#くらし   
子どもがどんどん増える“豚”は貯金箱のモチーフにぴったり!


貯金箱のモチーフになる動物といえば、“豚”を思い描く人は多いはず。

実はロシアや中国といった多くの国でも、「豚の貯金箱」が使われています。

いったいなぜ世界の国で“豚の貯金箱”が親しまれているのでしょうか?

本当は「赤色粘土の貯金箱」だった?


2月12日放送の「この差って何ですか?」(TBS系)では、「なぜ貯金箱は犬や猫ではなく“豚”なのか?」という疑問を特集。

番組で「豚の貯金箱」は、世界の動物の貯金箱の中で1番多いと明かされています。

14世紀にイギリスで生まれたと言われる豚の貯金箱ですが、実は貯金箱を作っていた職人が注文を聞き間違えたのが誕生のきっかけなのだそう。

「世界の貯金箱博物館」館長の吉田哲也さんは、豚を意味する「ピッグ」という発音の英語は「PIG(豚)」と「PYGG(赤色の粘土)」の2種類あるとコメント。

職人が「赤色の粘土(PYGG)の貯金箱」を聞き間違えたことで、「豚の貯金箱」が生まれたと教えてくれました。

勘違いから生まれた「豚の貯金箱」ですが、職人が売り出したところ「可愛い」と大ウケ。

また豚はどんどん子どもが増えることから、「お金がどんどん増える」と人気を得たそうです。

ちなみに日本に伝わったのは昭和初期。

戦後に銀行で口座を開くともらうことができた「ブーちゃん貯金箱」から、「貯金箱=豚」というイメージがついたと言われています。

「豚の貯金箱」の意外な歴史には、視聴者からも「気にしたことなかったけど、確かに豚だらけだよね」「なんとなく増えたんじゃなくて、しっかりした理由だったんだ」「なんか豚の貯金箱で貯金したくなってきた!」といった声が上がっていました。

貯金箱のルーツは縄文時代!?


【写真】どんな願いも叶う「如意の玉」が貯金箱に


「世界の貯金箱博物館」公式サイトでは、さまざまな貯金箱の豆知識を紹介。

中には“日本の貯金箱の歴史”も明かされています。

日本の貯金箱のルーツは、縄文時代末期頃から現れた土器の一種「かめ」だと考えられているそう。

口よりも胴が広く膨らんだ「かめ」は、物を入れておくのに適した形。

稲作が始まり物を蓄える必要があった縄文時代末期の「かめ」は、貯金箱の“元祖”です。

室町時代あたりの貯金箱としては、銭が入ったまま出土する「せんべい壺」が登場。

「せんべい」は「銭瓶(せんびょう)」の意味だと言われており、具体的に名づけられた貯金箱の祖先だと紹介されました。

明治初期の貯金箱は一般的に「貯金玉」と呼ばれ、どんな願いも叶う“如意の玉”をモチーフにしたもの。

その後続々と、郷土人形や民芸品に穴を開けた「貯金箱」が生まれていったそうです。

銀行などでの貯金とは別に“貯金箱”でお金を貯めるのも、成果が身近に感じられて楽しいかもしれませんよ。

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