サルだったころの名残り!? 人が「愛想笑い」をする意外な理由

#くらし   
サルが“愛想笑い”する場面って?


本当は笑うべき場面ではないのに、意識せず愛想笑いを見せたことはありませんか?

4月5日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、「なぜ人は愛想笑いをするのか」をテーマに驚くべきメカニズムが紹介されました。

サルが歯を剥く意外な理由


愛想笑いについてチコちゃんが示した答えは、なんと「サルだったころの名残り」というもの。

「京都大学霊長類研究所」の正高信男教授によるとサルに“おかしみ”の感情はなく、「威嚇して笑ったり卑屈に服従するときの表情で笑ったりする。その特徴が歯を見せること」だと説明します。

実はサルの笑いが“人間の笑いの原点”であり、服従の笑いが“人間の愛想笑い”になったそう。

そこでサルの愛想笑いがどんなものかチェックするべく「高尾山さる園・野草園」へ向かい、気弱な性格の「ワラジ」くんに注目しました。

ワラジくんにボスザルくんが迫っていくと、ワラジくんは歯を剥き出しに。

威嚇しているように見えますが、その表情こそサルの愛想笑い(=服従の表情)だったのです。

サルには愛想笑いを浮かべた相手には攻撃しない習性があり、集団生活で安全に生きていくためのシグナルになっているとか。

愛想笑いは相手より弱いと認めたときにする笑いであると同時に、張りつめた緊張関係をほぐす効果があるそう。

視聴者も興味津々だったようで、ネット上には「サルが原点だったなんて想像もしてなかった」「これから動物園のサルが笑ってたら『あ、愛想笑い』って思っちゃいそう」「愛想笑いで助かってきた場面が多いけど、安全に生きるための術だったんだね」といった声が相次ぎました。

“愛想笑い・作り笑い”はいけないこと?


【写真】作り笑いでストレス対策!?


以前ネット上では、「愛想笑いや作り笑いはいけないこと?」という質問が話題になりました。

ある女性が好きなタレントについて調べていたところ、「笑顔が作りものっぽくて嫌い」と批判されているのを目にしてショックを受けたそう。

そこで「作り笑いってそんなにいけない事ですか?」と問いかけたのです。

女性の声に様々な反響が寄せられ、「確かに愛想笑いとか作り笑いって聞くとマイナスイメージを持ってたな…」「無愛想な表情に比べたらよっぽどまともじゃない?」「不機嫌な感じを表に出してる人は一緒にいて疲れるから、作り笑いでもいいから隠してほしい」という声が集まりました。

ついマイナスイメージに捉えがちな“作り笑い”ですが、実は意外な効果もあるようです。

2018年2月放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、東京警察病院の澤田彰史先生が「肌トラブル」について解説。

大人になってできるニキビは「ストレス」が主な原因で、ストレス軽減法として作り笑いを勧めました。

頬の大頬骨筋が動くと、快楽ホルモンの「セロトニン」が脳内で分泌。

幸せな気分になってストレスが発散されるとか。

ストレス社会で生き抜く方法として、愛想笑いや作り笑いは大切なスキルなのかもしれませんね。

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