時間を気にせずストレス軽減! 注目を集める“置き配サービス”の魅力

#くらし   
再配達の悩みを解決する“置き配サービス”って?


ネット注文した商品が届いたのに、不在で受け取れなかった…。

そんな経験はありませんか?

今年4月放送の「あさイチ」(NHK)では、大手配送会社が始めた新しい宅配サービス「置き配」に注目。メリットやセキュリティ対策が紹介されました。

置き配サービスはまだまだ発展途中?


取材に協力したのは主婦のKさん。自宅に戻ると、玄関に設置された置き配専用バッグに食品が届いていました。

鍵つきの専用バッグはドアにワイヤーで固定されていて、荷物を取り出したら折りたたんでぶら下げておきます。

Kさんは夫婦共働きで、普段からネット通販を利用しているそう。

これまで荷物を受け取れなかった時は配送業者と時間指定のやり取りをしていて、「それがちょっとストレスに…」と言います。

置き配を利用するようになり、「届く時間を気にしなくなったのはかなり大きい」と明かしました。

便利そうに思える置き配サービスですが、「日本郵便」ではサービス開始から数週間経っても新規の申し込みがないとのこと。

日本郵便の担当者は「メリット・リスクを考えて利用いただく形になるので、その理解が深まらないと利用にはつながらない」と分析していて、街頭インタビューでも“盗難”に対する不安の声が相次ぐことに…。

置き配バッグ開発会社の担当者は、盗難対策として「盗難保険でカバーする」と説明。 

盗難があった場合24時間以内に連絡をすると、同じ商品が保証されます。

ただし有料会員のみのオプションサービスで、保障上限も3万円まで。

ちなみに、オートロックでも配送業者だけが使える解除システムの開発が進められているそうです。

まだまだ発展の余地が多い置き配サービス。

視聴者からは「再配のやりとりは確かにストレスを感じる。そういう意味で置き配は魅力的」「便利だとは思うけど、盗難があったときのデメリットを強く感じちゃうかなぁ」「配送業者にとっても置き配は有り難いだろうから、サービスが定着したらいいね」といった声が寄せられました。

「OKIPPA」の設置で再配達率削減に成功!


【写真】「OKIPPA」のユーザー満足度は?


物流系ITベンチャー「Yper(イーパー)株式会社」では、昨年12月に日本郵便と共同で置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」の実証実験を展開。

東京都杉並区の1000世帯を対象にOKIPPAを配布した上で調査したところ、実験期間中の再配達率について「最大61%削減することに成功した」と言います。

また期間中、いたずらや盗難等の問題も発生しなかったそう。

実証実験終了後には、ユーザーにOKIPPA利用の満足度調査を実施。

0~100点で評価してもらったところ、過半数から80点以上の高い評価が得られました。

いっぽう50点とつけたユーザーからは、「アイデアはとても良いと思うのでセキュリティ面の強化に今後期待したい」との声も。

「Yper株式会社」は再配達率が大幅に削減できた結果を踏まえ、2019年の1年間で「100万個のOKIPPA設置を目指す」とアピール。

「短期間で、国内の再配達率を現状の半分以下に削減できると見込んでいる」と明かしました。

利用率向上への期待が高まる置き配サービス。今後どのように発展していくのでしょうか。

この記事に共感したら

Information

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)