食器の整理には“マトリクス”? 整理術の達人が指南する「迷わ布」の極意

増えすぎた食器に“マトリクス図”を活用?


食器や保存用のタッパー、調理道具などで溢れた台所。

残すものと処分するものを分けようとして、頭を悩ませた人も多いのではないでしょうか。

今年4月放送の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)には、キッチン整理のスペシャリストが登場。

いらないものを迷わず見極める技が披露されました。

使い勝手がいいと気持ちにも変化が…


台所整理に悩む主婦・Kさんの自宅を訪れたのは、ライフオーガナイザーのSさん。

棚から出した大量の食器を見て、Sさんは「好きか嫌いか、使っているか使っていないか“マトリクス”で見極める」と言います。

Sさんが取り出したのは、大振りの布に十字線を入れて“マトリクス図”に似せた「迷わ布」。

上辺を「使う」側として、「使わない(下辺)」、「嫌い(左辺)」、「好き(右辺)」となっています。

SさんはKさんに確認を取りながら、食器を「好きではないが使う」「好きだけど使わない」と迷わ布の上に分けて置いていきました。

5分ほどで仕分けられた食器ですが、もちろん「好きで使う」ものは残して「嫌いで使わない」ものは処分の対象。

また「好きではないが使う」食器は、“使っている”ので残すことに。

Sさんは「“使い勝手が良い”とはどういう理由があるんだろうと考えたとき、『意外に良いかも』と気持ちが変わってくる」と解説しています。

大量の食器は残すもの・処分するものが整理され、収納スペースも格段にすっきり。

迷わ布を使った整理術に、視聴者からは「面白いアイデア! これはさっそく試してみたい」「すごく簡単な整理術なのに、この発想はなかったなぁ」「いつも収納に困っていたから迷わ布が必須アイテムになりそう」といった声が寄せられました。

キッチンの収納スペースが足りない!?


【写真】整理整頓が苦手な人は収納スペースに関係が?


キッチンの整理整頓には“収納スペース”が必要不可欠ですよね。

住宅設備大手の「株式会社LIXIL」では、20~60代の男女125名を対象に「キッチン内の整理整頓と道具や『もの』のもちかたについて」のアンケート調査を実施。

キッチンで足りない収納スペースは、「食品(ストック類)」(52.8%)、次いで「道具類」(39.5%)であることがわかりました。

キッチン内の収納量が十分か尋ねたアンケートでは、「いいえ」と答えた人が55.9%と過半数を占める結果に。

また「(キッチン内の)現在の収納量にはまだ余裕がありますか」という質問に67.7%もの人が「いいえ」と答え、「はい(15.9%)」を圧倒しています。

ちなみに「整理整頓が得意」で「収納に余裕がない」と回答した人は57.9%。

対して「整理整頓が得意でない人」で「収納に余裕がない」と回答した人は70.9%にのぼります。

結果を踏まえ、「整理整頓が苦手なことと収納量の余裕のなさには関連があるかもしれません」と指摘されていました。

仕分け術を活用して、整理整頓されたキッチンを目指してくださいね。

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