「カラス進入禁止」の貼り紙が活躍? カラスが近づかなくなった意外な理由

#くらし   
なぜカラスはハンガーを盗むの?


全身真っ黒な体で、不穏な雰囲気を漂わせる“カラス”。

ゴミを荒らしてしまうことでも悪名高いですよね。

今年5月放送の「THE突破ファイル」(日本テレビ系)では、そんな厄介者・カラスを撃退する意外な方法が紹介されました。

震災後の検証で“効果有り”!


再現ドラマで描かれたのは、主婦・Hさんの日常風景。

ある日Hさんは、カーテン越しに何かが動く気配を察知します。

カーテンを開けると庭の洗濯物が地面に落ちていて、服は全てあるのにハンガーだけが見当たりません。

さらに翌日も、再びハンガーだけが消え去っていました。

“犯人”を見つけようとHさんが物陰に潜んでいると、1羽のカラスが舞い降りてきます。

実は繁殖時期(3月~7月)を迎えたカラスにとって、軽くて丈夫なハンガーは巣材としてもってこい。

さらにヒナのクッション用に苔をむしり取っていくため、Hさんは庭まで荒らされてしまうことに…。

そこでHさんが「カラス進入禁止」と書いた紙を庭の囲いに掲出したところ、カラスの被害はぴたりと止まりました。

貼り紙を目にした通行人がカラスを探そうと辺りを見まわし、カラスがその視線を嫌がって逃げ去ったのです。

「カラス進入禁止」の貼り紙は、震災により窓ガラスが破損した建物で実際に役立った方法。

考案者のTさんは、「人が見ることによって、自分(カラス)が『もしかしたら襲われる』という危険意識を持って逃げることになる」と解説しました。

カラスを撃退した驚きのアイデアに、視聴者からは「『カラスって文字が読めるの?』って思っちゃった」「人の視線を嫌うカラスの習性を利用したナイスアイデア!」「自宅前のゴミ置き場がいつもカラスに狙われるから試してみようかな」といった声が寄せられています。

近年増加傾向にある「鳥獣被害」


【写真】“ゴミ出し”には要注意!


近年はカラスやイノシシなどによる、“鳥獣被害”が増加傾向にあります。

ホームセキュリティ・防犯対策の「ALSOK」では昨年、東京都(23区外)・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・福島県の住人を対象に「鳥獣被害の影響に関する調査」を実施。

鳥獣被害が起きているかどうか尋ねたところ、「起きている」「周りでは起きていないが、地元の新聞やニュースで見聞きしている」の合計が56.2%となりました。

「どの動物による被害ですか?」という質問では「カラス」(70.5%)が最も多く、次いで「ハクビシン」(40.2%)、「イノシシ」(36.9%)、「ムクドリ」(36.1%)という結果に。

ハクビシンの年間捕獲数は増加傾向にあり、住宅に住みつくことで糞尿による悪臭や家屋の破損被害が出ています。

鳥獣被害への対策については「ゴミは当日の朝に出す」(61.5%)がトップで、2位は「鳥獣が出没する場所に物を置かない」(32.0%)。

鳥獣が好むものを放置しないようにしている人が多い一方で、「特になにもしていない」という人も3割近くいることがわかりました。

撃退に有効な対策術を活用して、鳥獣被害を出さないようにしたいですね。

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