昔は子猫しか鳴かなかった!? 猫が「ニャー」と鳴く意外な理由 画像(1/2) 鳴き声は生き残るための知恵

普段何気なく耳にしている、さまざまな動物の鳴き声。

どんな鳴き声なのかモノマネはできても、何のために鳴いているのか鳴き声だけで分かる人はほとんどいません。

今回は、猫の鳴き声に隠された秘密を見ていきましょう。


猫の鳴き声に秘められた意味

5月18日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、チコちゃんが「なぜ猫はニャーと鳴く?」と質問。

上智大学の准教授・齋藤慈子先生がその理由を詳しく教えてくれました。


本来猫が鳴き声を上げるのは、子猫が母猫に空腹や寂しさを訴える時だけ。

大人の猫同士だと、鳴き声でコミュニケーションを取る必要はありません。

大人の猫が「ニャー」と鳴くようになったのは、人間と共存を始めた約1万年前から。

餌を与えてくれる人間にアピールするため、子猫のような可愛い声で鳴きはじめたそうです。

試しに猫カフェの猫たちを隠しカメラで観察してみると、猫しかいない部屋はとても静か。

ところが人間が現れた途端、数匹の猫が鳴き声を上げて人間に近寄っていきました。


幼い頃の特徴を大人になっても持ち続けているのは、生物学用語で「ネオテニー(幼形成熟)」と呼ばれる種族。

ネオテニーは頭蓋骨の形が成長の過程で進化しないという身体的特徴があり、実は人間もネオテニーに分類されます。


「猫が鳴くのはそこに人がいるから」という意外な答えには、「なんだそれめちゃくちゃかわいいな!」「あの鳴き声を聞けるのは人間の特権だったのか」「猫ってやっぱり頭いいんだね」と驚きの声が続出。

猫を飼っている人からは、「理由を知ったら鳴き声がさらに愛おしくなった」などの意見も上がりました。


仕草でわかる猫の気持ち

昔は子猫しか鳴かなかった!? 猫が「ニャー」と鳴く意外な理由 画像(3/2) 【写真】感情豊かな猫の仕草

ペットフードを扱う「ペットライン」の公式サイトでは、飼い猫がよくする行動とその理由について解説しています。

例えば人間が新聞や本を読んでいるときに近寄ってくるのは、じっとしている人間をヒマだと勘違いするから。

遊んでくれないかと期待して、飼い主の視界に入り込んでくるのです。


ゴロゴロと喉を鳴らすのは、気持ちいい時や嬉しい時、満足しているときなど。

「撫でて」「遊んで」「ご飯ちょうだい」とアピールする時にも鳴らすことがあります。

しかし場合によっては、怪我や病気など不調を訴えていたというパターンも。

喉を鳴らし始めたら、何を求められているのかよく観察してみるといいでしょう。


人間のお腹の上や毛布の上に乗った猫は、マッサージするように前足を踏みしめることが。

猫好きの間では「パン職人」「うどん職人」などと呼ばれ、可愛い仕草のひとつとして人気があります。

この仕草は、子猫が母猫の乳を揉む本能的な行動の名残。

かなりリラックスしている証拠なので、優しく見守ってあげてください。


言葉が通じないペットだからこそ、鳴き声や仕草は大切なコミュニケーション。どんな意味があるのか知っておけば、さらに仲良くなれるかもしれませんね。