集落の集まりでセクハラ。義実家の風習に慣れず、義父に罵倒されるのが辛い【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は義実家の風習に辛い思いをしている「みかん」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

みかん(30歳女性)

結婚を機に東京から田舎に移り住みました。習慣の違いに戸惑い中です。

お悩み相談


私は結婚を機に義実家に移り住みました。旦那の田舎は四国の山奥で、結婚する前に旦那からも古い風習のようなものがまだ根強く残っている地域だとは聞かされていましたが、予想以上でした。

お正月には鏡餅を用意し、松の木を切ってきて天井から吊るして飾ります。節分には鰯の頭と柊を庭先に刺したり、端午の節句には菖蒲を頭に巻いたりお風呂に入れたり。さらには月一で周辺の集落の人が持ち回りで一つの家に集まる風習があり、そこでは必ずと言ってよいほどお酒が入ります。義実家で開催されるときは、そのお酒のあてにと義母と私は大きなボールに酢の物などを前日から用意し、熱燗もすぐに出せるよう準備で大忙しです。

ただ、そこまでならこんな風習もあるのだなと思えたのですが、本当に嫌なのは酒癖がいい人ばかりではなく、セクハラまがいのことがあったということです。

普段は挨拶を交わしたりする近所のお宅の旦那さんが、酔った勢いでお酒や酢の物の追加を運んでいた私の胸やお尻を触ってきました。私はやんわり「やめてください」と言ったのですが「やっぱり東京(まち)から来た人はええなぁ」とやめてはくれません。各家の代表の人が一人参加する集まりのようなので、この日は旦那ではなく義父が参加していました。私は旦那に助けを求めることもできないので、思わず広間に響く大きな声で「やめてください!」と言ってしまいました。本当に気持ちが悪く、誰も助けてくれそうもなかったからなのですが、なんと義父はそんな私を「しつけのできていない嫁だ」とその場で触ってきた人に謝罪したのです。そのときは私はすぐに退室し、それからは広間には出ませんでした。

その後、旦那に事情を話して、その集まりが義実家であるときは私は広間に行かないようにしているのですが、そんな私のことを義父は「ダメな嫁だ」、「ほかの家の嫁はちゃんとやっている」と何かにつけて罵倒してくるようになったのです。

とても辛いですし、どうすればいいのか悩んでいます。

 

嫁としての評価よりも安全を重視し、味方を見つけて


ダメな嫁と思われることを気にしないようにしましょう。「できた嫁だなんて思われなくたっていい」「誰かのことを『ダメ』だと言うほうが『ダメ』なことだ」と思ってみませんか。そして、あなたもお義父さんや近所の旦那さんを「ダメな人だ」と人格を悪く思うのではなく、あくまでも彼らの「言動」を問題視してください。

お義母さんにも理解していただきながら、集まりの際には台所での準備や片づけに専念し、広間に行かないことをしばらく貫きましょう。「ほかの家の嫁はちゃんとやってる」とのことなので、ほかの家のお嫁さん達にほかの家での様子を聞いてみてもいいかもしれません。

地域の女性達や人権意識の高い人達と話しながら味方やヒントを見つけてください。

根強い地域性に立ち向かうときには、単独ではなく必ず理解し合える味方とともに行動しましょう。

◆回答者プロフィール

CANDACE(キャンディス)

1977年生まれ。アートセラピスト。幼稚園・小学校教諭、心理系資格有。

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