あなたは大丈夫? 知らないと恐ろしい! スマホの弊害“便利”と“依存”の分かれ道
ひとときもスマホが手放せない…。これってもしかして、スマホ依存!?と思うことはありませんか? 便利な反面、使いすぎて目が疲れたり、肩が凝ったりと困ることも。そこで、“便利”と“依存”の分かれ道を情報教育アドバイザーの遠藤美季さんに教えてもらいました!
読者代表に聞いた「私たちがスマホで困っていること」 3
「女のぶっちゃけ座談会」第3回目で、スマホ好き読者さんに集まっていただいた際、皆さんから出た“困っていること”は、次の3つ。心あたり、ありませんか?
1. 首凝りやけんしょう炎、眼精疲労など身体に変調を来すほど使ってしまう
2. 目的の検索から脱線して無限に調べ続けてしまう
3. お守りのように近くにあるのでないと不安になってしまう
スマホがないとウズウズするのは依存症の可能性あり!
「便利なスマホも、使い過ぎると人格や家庭を壊すツールになります」と、警鐘を鳴らす遠藤さん。
特にこの数年は、主婦のスマホ依存が増えているそう。「SNSで承認欲求を満たそうとする人、お得なクーポンや懸賞、占いにハマる人、まとめサイトや検索に振り回される情報依存の人などタイプはいろいろですが、度を超すと人間関係がぎくしゃくしたり、仕事や家事への無関心、疲労などあらゆる面に支障を来します。また脳への影響も指摘され始めています」
依存防止にはまず、ダラダラ使いをやめること。必要なとき、必要なことだけに使う意識を持ち、スマホに〝使われない〟よう自制します。「スマホはお酒と同じ。いい面と悪い面を知り、怖さを自覚しながら上手に活用しましょう」
あなたは大丈夫? スマホ依存チェックリスト
□ だらだら見続けてしまう
□ ストレス発散や現実逃避に利用してしまう
□ 用事を後回しにして使用しがち
□ 使い過ぎを指摘されるとイヤな気持ちになる
□ 使用時間が1日平均4時間以上
□ 人との会話が減ってきた、または ネットの会話だけで盛り上がる
□ SNSの通知が常に気になる
□ お風呂やトイレにも持ち込む
□ 歩きスマホをしてしまう
1個でも当てはまったら、すでに依存症かも!
スマホ依存対策
【その1 気分転換やぼんやりする時間を持つ】
キャンプなど屋外のレジャーに出かけたり、室内では水槽を置くのもおすすめ。自然を感じたり、金魚や水がゆらゆら動く様子を眺めると脳の血流が活発になり、スマホを触っているときには感じられない心地よさに気づきます。
【その2 アプリやスクリーンタイムで利用時間をチェックする】
自分がふだんどのくらい使っているか、自覚することが予防の第一歩。iPhone であればスクリーンタイムを設定したり、グーグルの使い過ぎ対策アプリ「Digital Wellbeing」などを利用して使用時間をチェックする習慣を持って。
チェックリストで1個でもあてはまった人は、さっそくスマホ依存対策に取り組んでみて! 夏休み期間を利用して、スマホとしばらくお別れするひとときをつくってみてもいいかもしれませんね。
イラスト=ナカオテッペイ 編集協力=佐藤由香