「どうして食べてくれないの?」娘の小食と奮闘する母・ふるえるとりさんが発信する子育てあるあるに共感!

#育児・子育て   

育児中のお母さんにとって、子どもの食事はまさに最大ミッション。何かと慌ただしい1日のなかで、子どもにひと口でも多く食べてもらおうと、食卓にひと工夫しているお母さんも多いと思います。

でも、気がすすまない子どもに無理に食べさせようとしても、嫌そうな表情をされてしまったり、さらに父親が協力的でなかったりすると、ストレスをつのらせている人も少なくありません。

そんななか発育のためにもなんとか食べてもらおうとがんばるお母さん。育児中の日常の1コマを描いたマンガをツイートしている、ふるえるとりさんもそんな母親の一人でした。

ふるえるとりさんが発信する、くすっと笑えてほんのりシュールなマンガは、子育て中のお母さんたちに「わかりみしかない」と多くの共感を呼び、フォロワー数は現在85000人以上。

元気いっぱいの2歳の女の子を7歳年上のやさしい夫と2人で育てた、ふるえるとりさんは、娘さんがごはんを食べてくれなかったことが、育児生活の中で最大の悩みだったといいます。

そんな、いちばんつらかったときのことを、ご自身のマンガを交えてお話をうかがいました。

■小食と偏食の娘の栄養失調が心配


娘はもともとあんまり食べない赤ちゃんでしたが、離乳食中期頃から用意した量の半分くらいを残すようになりました。しかも、とうふとオクラだけは、かろうじて少し食べてくれるという偏食ぶり。

心配性のわたしは当時、「ただでさえやせ気味なのに、もっとやせちゃうよー」「栄養足りてないかも」と不安な日々を過ごしていました。ちょうどこの時期は、家にこもりがちだったこともあり一日中気に病んではひとりで悶々としていたのです。

でも落ち込んでばかりはいられないと、可能な限り手を尽くすことに決め、あらゆる方法を試してみました。

1.おやつと母乳を控える

2.雰囲気づくりをする

3.環境を変えてみる

4.食べやすい食材を使う

5.見た目にこだわる

とにかくできることは何でもしました。でも結果は、何をしても食べてくれませんでした。

 


■ある日突然、食欲旺盛に


何をしても食べてくれない娘。やれるだけのことはやったのに、どうすればいいのかわからず本格的に気落ちしてしまいました。食事のたびに夫とギスギスするようになり、その状態が半年も続いたのです。

そんな娘が1歳半頃のある日、突然、食に目覚めたかのようにモリモリと食べはじめました。その日を境に食べる量が増えて、うれしいけれどなぜ急に食べるようになったのか、理由がわかりません。

はっきりしていたのは、わたしのアクションで食べるようになったのではない、ということでした。あんなに何をしても変わらなかったのに、突然のこの変化は、娘が食べる気になったとした言いようがなかったのです。

娘がおいしそうに完食してくれるたびにうれしくて涙しました。

 


 


育児でももっとも大変なのは、たいてい新生児期から1歳半ぐらいまでの間だと思います。わたしもその時期を過ぎたころから、我が子のかわいい姿に感動することのほうが多くなり、毎日を幸せに感じられるようになりました。

 


 


文=向千鶴子

著=ふるえるとり/「母ちゃんだってほめられたい。」(KADOKAWA)

この記事に共感したら

Information

Kindle版はこちら『母ちゃんだってほめられたい。』

▼『母ちゃんだってほめられたい。』単行本情報はこちらから▼

『母ちゃんだってほめられたい。』(KADOKAWA)は、ふるえるとりさんの日々のひきこもごもを綴った育児日記。

いつもこわごわ、ふるえながら育児をしている小心者で心配性の母と、元気いっぱいの娘さんとのおもしろエピソードを集めたコミックエッセイ集です。娘さんのおもしろ発言とかわいすぎる行動には、思わず笑ってしまいます。

育児で悩んだときの解決の手がかりとして役に立つだけでなく、ほんわりと心を温めてくれる1冊です。

▼Kindle版で読む


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)