達人中山あいこさんの「ムダ買いスポット」を回避する暮らし 必要なものだけですっきり暮らす(1)
「おトクな期間だから」「がんばったごほうびに」「送料無料だし」などなど、私たちの周りにはムダ買いのワナがいっぱい!
よけいなものばかり増えて、お金が貯まらないという悪循環を断ち切るべく、ミニマム暮らしの達人たちに、ムダ買いしないコツを教えてもらいました。
ダラダラお金を使ってしまう人は要チェックです!全3回でお送りします。
“すっきり暮らしの達人”中山あいこさんの「ムダ買いスポット」を回避する暮らし
今回教えてくれるのは▷中山あいこさん/ライフオーガナイザー

必要なものだけですっきり、おしゃれに暮らすライフスタイルが人気の中山あいこさん。
〝何となく〞買う生活をやめ、本当に欲しいもの、要るものだけを手に入れるために、実践していることを教えてもらいました。
〈1〉バーゲンやクリアランスセールには行かない。欲しい服は定価で買う

欲しい服があるときは、定価で購入します。
「バーゲンまで待つ間にもその服を着る機会は何度もあるし、売り切れてしまう可能性も。気に入ったものを長く着られるほうが、結果的におトクです」
「バーゲン前のほうが色やサイズも選べて妥協のないアイテムが買えます」(中山さん)
ムダ買いをなくす買い物術 【1】
▽買い物前に下の4点をイメージ
_1_アイテム
_2_色
_3_形
_4_素材
まずは欲しい服を具体的にイメージ(シャツ、ロングスカートなど)。
手持ちの服とのコーデを考えて形や色、素材を選び、ハマるものがなければ買わない覚悟を。
ムダ買いをなくす買い物術【2】
▽買うアイテムのブランドを絞る
_1_オンラインショップで探す
_2_丈の長さもチェックする
_3_ブランドに電話し取り置きする
【1】の服をネットで検索し、リアル店舗に在庫を確認してから買い物に。
実際に試着して、ぴったりサイズなら購入。
〈2〉楽天スーパーSALEやお買い物マラソンのポイントに惑わされず、必要なときに買う

「セール中はよけいなものまで買ってること多くないですか?」
期間限定のセールやポイントアップなどでテンションが上がると〝何か買うもの〟を探してしまうことも!
「それでは本末転倒。必要なものは必要なタイミングで買ったほうが、よけいなお金を使わずにすみます」
〈3〉100円グッズもネットで口コミをチェックしてから。そして収納・掃除用品以外は基本的に買わない
収納用品や掃除グッズは100円ショップをよく利用するという中山さんですが、安いからと手を抜くことはありません。
「ネットの口コミで使い勝手やサイズを確認してから、それだけを買いに行きます」
〈4〉無印良品週間は10%オフでも消耗品以外は買わない

ついあれこれ買いたくなる、無印良品週間の10%オフ。
「歯ブラシ、防災用にローリングストックしているレトルトのカレー、ノート、綿棒など、リピート購入の定番品だけを買うようにしています」
〈5〉財布のひもが緩む旅行先では食べ物以外買わない

旅行先では、食事にはお金を使っても、思い出グッズなどは買いません。
「その場ではよく見えても、帰ってみるとあれ?と思うことも。写真を撮ったり、きれいな石や貝殻を拾って記念にします」
「こんな場面には気をつけろ!」日常に潜むムダ買いのワナ
「日常には、つい必要のないものを買いそうになるワナがいっぱい!」と中山さん。
お財布のひもが緩みそうになるその瞬間、一度冷静になるだけでムダ買いを防げます。
お店が「安い!」をアピールしているとき

セールで値下げされていたり、ポイント還元率が高かったりすると、「今買わなきゃソン」と焦りがち。
結局、必要のないものを買ったり、妥協したりしがちに。
「安かったとしてもお金を使うことには変わりないので、すぐに買わずにいったん考えるのを習慣に。
冷静になると、本当に欲しいものはそれほど多くないことに気づきます」
こうしよう!▶︎一息ついて、1週間考えてみよう
旅行先など「非日常」シーン

旅先でかわいく見えたキーホルダーや縫いぐるみ、帰ったら置き場所に困ったなんて経験はありませんか? 「旅行は非日常でテンションが上がっているため、つい冷静さを失いがち。でも、日常に戻ってみると、暮らしにマッチしないものが多いのです」。買い物する代わりに、写真をたくさん撮ったほうが、ずっといい思い出に。
こうしよう!▶︎思い出は写真で残せばムダな出費がなく後からも楽しめる
ストレス、ごほうびなど「心を満足」させたいとき

時には、がんばったごほうびに好きなものを買うのも、悪いことではありません。
「でも、回数が多すぎると、気がつくとかなりの額に。月間か、年間の予算を決めるのがおすすめです」。
予算内であれば、時々、おやつなどをごほうびにするのもアリだし、ちょこちょこ買いをガマンすれば、ドーンと旅行に行くことなどもできます。
こうしよう!▶︎年間(月間)の限度額を設定してみよう
ムダ買いの最も危険なアクション“衝動買い”にはこう備えよ!
商品を見て、一瞬にして欲しくなってしまう 〝衝動買い〞 の誘惑。
時にはそれも 〝アリ〞という中山さんですが、失敗しないために心がけていることを教えてもらいました。
例えば「この雑貨を買いたい!」と思ったら…


例えば「調味料立て」が欲しくても、まずは今家にあるもので代用できないか考えます。
「ペン立てやマグカップを使ったっていいんです」
▶︎1 持っているもので代用できる?
__Yesなら▶︎ 買わない
__Noなら▶︎ 2へ
【固定観念にとらわれず自由な発想を】
買いたいと思うものがあっても、持っているもので代用できないか検討を。「専用のアイテムでなくても、あるもので代用できることは多いので、よく考えて」
▶︎2 それは1000円(上限額)以下?
__Yesなら▶︎ 買う&4へ
__Noなら▶︎ 3へ
【アイテムによって衝動買いの上限額を設定する】
考えたうえでやっぱり欲しいと思ったとき、雑貨なら1000円以下、服なら5000円以下など、アイテムによって衝動買いOKと思える上限額を決めておきます。
▶︎3 1週間たってもまだ欲しい?
__Yesなら▶︎ 買う&4へ
__Noなら▶︎ 買わない
【欲しい衝動には冷却期間が必要】
その場で買わず、1週間程度考えましょう。
「すると、あんなに欲しかった気持ちがすっと引くから不思議。それでも欲しい気持ちが変わらなければ購入を」
▶︎4 買って正解だった?(買った後は1人反省会を)
__Yesなら▶︎ 大切に使おう
__Noなら▶︎ メルカリへ
【1〜2回使って失敗と感じたらすぐに手放す決断を】
いい買い物だったかどうかは、比較的すぐ分かるもの。
万一失敗したらすぐにメルカリなどに出品。
手間はかかりますが、次回は失敗しないよう慎重になります。
次回(第2回)は、整理収納のプロ・石阪京子さんに『ムダ買いがなくなる片づけテクニック』を教えてもらいます!
【レタスクラブ編集部】
Information
『必要なものだけですっきり暮らす』▼一覧はこちら
今回教えてくれたのは▷中山あいこさん/ライフオーガナイザー
東京都在住、37歳。長男13歳、長女3歳の3人家族。
よけいなものを持たない、シンプルな暮らしをつづったブログ『生活のメモ』が人気に。
著書に『家事が好きになる 暮らしの工夫』(エクスナレッジ)ほか。
『レタスクラブ ’19 10月11月合併号 』
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