掃除をしない義母の部屋から虫が…! 本人は気にしていないけど…【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は義母の汚部屋に困っている「みやび」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

みやび(35歳女性)

2人の未就学児の娘がいる主婦です。育児との両立を目指し求職中です。

お悩み相談


年上の主人の父親が入院する頻度が増えたため、ひとりの時間が増えた主人の母親から同居を希望されました。

同居に関して一番気になったのが、常に家が汚いということ。義母は掃除が苦手なようなのです。ですので、この汚い状態のままでは同居はできない、同居するなら家をキレイにすることを主人と約束してもらい、同居前にハウスクリーニングを頼んで大掃除をしました。

キレイになった家に義母も喜び、これからはキレイに家を使ってくれるんだろうと思い、同居をスタート。ですが、しばらくすると義母の部屋から生臭いような異臭がしだしたのです。夏場には虫が湧いているようでした。どうやら日中にスーパーなどで買ったお菓子やフルーツのゴミなどを、捨てずにそのままにしているみたいです。

元気とはいってももう義母は80代。掃除をするのが体力的に難しいのかと思い、ひとりで掃除するのが難しいようなら私も手伝うと言ったのですが、この部屋は自分しか使わないから気にしないで大丈夫と言われてしまいました。

確かに私たちは使わない部屋ですが、臭いやコバエが飛んでいることを話しても、部屋のドアを閉めれば大丈夫と、とにかく片づけには消極的です。

主人に相談し、主人から約束が違うと話してもらいましたが、リビングやキッチンなどの共有の場所は汚していない、自分の部屋にまで文句を言われたくないとのこと。

結局、コバエに関しては、義母の部屋と部屋の付近にコバエを取る薬剤を置いて対処し、臭いは消臭スプレーや芳香剤でごまかしているような状態です。部屋さえ片づければこの手間はいらないのにとモヤモヤしています。

娘たちも「おばあちゃん臭い」と言っていて、最近では避けられていることにも気づいているようなのですが、それでも部屋を片づける気配はありません。

このままでは良くないと思うのですが、説得する言葉が見つからず困っています…。

協力してもらえそうなことから始めましょう


部屋のお掃除問題、同居となるとなおさら悩みますよね。今回はお義母さんの部屋の片づけということですが、高齢の方にとっては、片づけという言葉自体が「人生の片づけ」につながるようで快く思われない方も多いようです。

そのため、片づけをするという言い方以外で提案していくのがおすすめです。

たとえば、娘さんにゴミ出しのお手伝いをしてもらい、お義母さんに声をかけてもらえば、かわいいお孫さんの言うことに協力的になるかもしれません。

また、大きな文字でゴミ箱に「月・木 燃やすもの(可燃ゴミ)」などと書いたものを使ってもらい、その日の朝に部屋の前に出してもらうか、それだけ取りに部屋に入ってもいいか許可をもらうなどもいいでしょう。

80歳という高齢な方でも負担に思わずに協力できることや、お義母さんが自分を尊重してもらっていると感じられるような対応ができるといいですね。

◆回答者プロフィール

白蓮千沙(はくれん・ちさ)

1977年生まれ。日本プロカウンセリング協会1級心理カウンセラー。有保育士免許。

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