私のパートの月収以上する車のパーツを相談なく購入! 趣味にお金をかけすぎる夫【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は旦那様が趣味にお金をかけすぎて困っている「いちご飴」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

いちご飴(40歳女性)

5歳年上のサラリーマンの夫と2人の娘(12歳・16歳)と暮らす主婦です。

お悩み相談


5歳年上の45歳の夫は、まじめなサラリーマンです。性格も温厚で子煩悩。2人の娘(12歳と16歳)たちのことも、赤ちゃんのときから何かと面倒を見てくれる良きパパでもあります。お酒も晩酌に発泡酒を1缶飲む程度で、今までギャンブルや浮気といったトラブルもまったくありません。まさに理想の夫で父親なのですが、一つだけとても困っていることがあります。それが、趣味にお金をかけすぎることです。

夫は独身の頃から車が大好きで、車のカスタマイズが唯一の趣味。私もガーデニングの趣味があるので、趣味の楽しさや大切さは分かるつもりです。一生懸命働いて家族を養ってくれている夫に、趣味くらい存分に楽しんでほしいと思っています。しかし、その趣味が家計を脅かすとなると話は別です。

現在のわが家の家計は、お世辞にも余裕があるとは言えません。夫の給料だけでは貯金もままならず、私もパートに出てようやく毎月赤字にならずに済んでいる状態です。ところが、夫はその私のパートの月給よりも高い車のパーツを、何の相談もなしにポンと買ってきてしまいます。もちろん、毎月の給料はほぼ生活費に消えてしまうため、貯金を切り崩して購入しています。ほくほくの笑顔で車のパーツを眺める夫に内心がっかりしつつ、やんわりと「買う前に相談して」といっても、「分かった分かった」といって軽く流されてしまい、反省する様子はありません。

わが家には住宅ローンもあり、子どもたちの学校や塾の費用もばかになりません。娘は12歳と16歳。これから子どもの進学に向けて、さらにお金がかかりますし、そのための貯金もしなければなりません。それに自分たちの老後の蓄えもしたいと考えています。

車のカスタマイズはまじめな夫の唯一の趣味でもあるので、強く意見するのをためらっています。夫が新しい車のパーツを購入するたび、ひそかにため息をつく、そんな繰り返しの日々。どんなふうに言えば、夫の趣味への散財を減らせるのか悩んでいます。

まずは認識を持ってもらうところから始めましょう


ご家族がいらっしゃるのに、独身時代のようなお金の使い方をされては困ってしまいますね。もしかすると、ご主人様は「貯金がある」=「使っていいお金がある」と単純に考えているのかも。

いくらなんでもそんなことは、と思うかもしれませんが、意外とこうした金銭感覚を持つ方は少なくないのです。この場合、いきなり節約に目覚めてもらうのは難しいので、まずは「お金があるからといって使っていいとは限らない」という認識を持ってもらうところから始めましょう。

やり方としては最初に、お嬢様の学費や老後のため貯蓄などご主人様にも意義が感じられる目標額を定め、それを夫婦間で共有します。そして、「今月は目標より多く貯金できた」など、進捗を定期的に伝えてみましょう。ここで気をつけたいのは、きっちりしすぎないことと重い雰囲気を出しすぎないこと。「こんなことをやっているよ」くらいのニュアンスで、ただし聞き流されない程度の話題として継続するのが理想です。

「目標があって貯蓄している」という認識を持ってもらうことができれば、「お金がある→パーツが買える」という思考回路の途中に、「貯蓄が減ると家族が困るかも」という新しいステップが発生します。そうなれば、少なくとも購入前にひと言相談しておこうと考えるようになり、少しずつ改善していくための手がかりとなるはずです。

気の長い作戦に思えるかもしれませんが、焦りは禁物です。ひとつずつ段階を踏んで、着実に作戦を進めていきましょう。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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