夜8時に1歳児が発熱 ―― すぐ病院に行く? 翌朝まで様子を見る? 不安いっぱいの新米ママ&パパを救うバイブル登場!

#育児・子育て   

初めての子育てにはハラハラドキドキがつきもの。特に子どもの体調がよくないと、どうしたらいいのか、こちらのほうが泣きたくなってしまうことも。実家が離れていたり、ご近所の先輩ママなど気軽に相談できる相手がいない場合は、なおさらです。

そんなママ&パパの不安や悩みを少しでも解消しようと、長野県佐久市および佐久医師会では、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム・佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトを結成。佐久総合病院佐久医療センター小児科が中心になって、TwitterなどのSNSや無料アプリなどで、医師による確実な子どもの医療情報をリアルタイムで発信し、話題になっています。

アプリの内容をギュッとまとめて、常に手の届く所に置いておければ、子どもの具合が悪くなったとき――乳幼児ならなおさら!――どんなケアをすればいいか、病院に行ったほうがいいか、すぐに必要な情報が入手できて心強いですよね。

知っておきたい「おうちケア」


たとえばこれからの季節、小さな子どもで気になるのは〝咳(せき)〟や〝呼吸が苦しそう〟といった症状。咳の多くは風邪などの急性呼吸器感染症が原因で、病原体を取り除こうとする正常な防御反応といえるそうですが、中には「RSウイルス感染症」など、とても苦しそうな呼吸になってしまうこともあるのだとか。

咳や呼吸が苦しそうなとき


咳が長引くときには


普通の風邪なのか、緊急の治療が必要なのか、教えて!ドクタープロジェクトは「まずは子どもの様子をよく見ることが大切!」と〝観察ポイント〟を具体的に教えてくれます。

そして、夜間などでもすぐに受診したほうがよいか、診療時間内の受診でよいか、具体的な症状を挙げて〝受診の目安〟を示すと同時に、部屋を適度に加湿する、水分は少量&こまめに、鼻吸いも効果的など、〝おうちケアのポイント〟まで丁寧にフォロー。

発熱、鼻水・鼻づまり、嘔吐・下痢、アレルギー疾患など、小さい子どもに起こりがちなトラブルもどう対処していいか〝おうちケア〟ポイントが分かるだけでも安心できますよね。

災害時、赤ちゃんと一緒の避難対策&ケアは?


また、大雨や台風などの災害が多い近年。ママ&パパがもっとも気になるのが、乳幼児がいる家庭の災害対策ではないでしょうか。おむつはどれくらい用意していけばいいの? ミルクセットや離乳食は? 

本書では、避難バッグに用意しておきたいものを詳しくリストアップ。「1週間に必要な目安は、おむつなら100枚、粉ミルクなら900g缶×2、飲料水は56ℓ」など、状況に応じて判断しやすい数量の目安も記載しています。さらには、おむつがない場合の〝自作方法〟や、哺乳瓶が殺菌できない場合の〝紙コップでできる「コップ授乳」〟の方法も紹介しています。

【画像】おむつがない時は、こうすれば自分で作れるんです!


紙コップで出来る授乳


それだけではありません。

健常なおとなでさえ大きなストレスにさらされる避難所での生活。アレルギーがある、発達障がいがある、医療的ケアが必要、といった子どもたちを持つママ&パパには〝子どもを守るための行動〟をしましょうと勇気づけてくれます。

たとえば、「アレルギーは堂々と説明して対策をとってよい」、発達障がいのある子どもには、「伝え方や接し方をほんの少し変えるだけでストレスを減らすことができる」、在宅医療で子どもをケアしている場合は「ヘルプカードの作成、電源の確保、電気を使わない吸引器の準備、在宅酸素を取り扱う会社や医療機関への事前確認などの備えが大切」といった具合。

発達障がいがある場合の災害時対策


教えて!ドクタープロジェクトが多くのママ&パパから深い信頼を寄せられているのは、こうした一般的な病気&ホームケアの育児書ではちょっと見当たらない情報も、きめ細かくサポートする真摯な姿勢が伝わってくるからなのですね。

予防接種は受けるべき?


新米ママ&パパが無責任な情報に振り回されたり、スケジュール管理にアタフタしやすいのが、子どもの予防接種。教えて!ドクタープロジェクトは「接種部位の腫れ、発熱などの副反応よりも、治療法のない病気や合併症にかかることのほうがはるかに危険」と、子どもたちの予防接種の大切さを訴えます。

特に1回で2種類以上のワクチンを打つ同時接種は、副反応も多く出るのでは?と心配するママ&パパも多いようですが、効果も副反応も単独接種と変わらないといいます。逆に「必要な免疫をできるだけ早くつけられる」「予防接種のスケジュール調整が簡単になる」「通院回数が減る」などのメリットのほうがいっぱい!

また、これから心配なインフルエンザやロタウイルスのワクチンも、おたふくかぜ同様の任意接種ですが、受けておいたほうがよいといいます。というのも、ほぼすべての子どもが5歳までに感染するロタウイルス性胃腸炎の場合、生後3カ月から2歳未満が重症になりやすく入院することもありますが、ワクチンを接種しておけば9割の重症化を減らせるからです。

※ロタウイルスのワクチンは、2020年10月から定期接種の対象になります。

ちなみに、ロタウイルスは経口生ワクチンで生後6週から、インフルエンザワクチンは生後6カ月から接種可能! 

このように、教えて!ドクタープロジェクトが発信している情報は、毎日ドキドキハラハラしながら子育てしているママ&パパにとって欠かせないものばかり。

それらを本にまとめた『マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』(佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA)は、まさに一家に一冊すぐ手が届く所に置いておきたいバイブル的存在です。

「おうちケア」編や「ケガ」編では症状別対処法が時系列で、「病気」編ではかかりやすい病気のポイントが紹介されているほか、「子育てQ&A」までフォローするなど、至れり尽くせり。何より、ママパパ目線のエピソードやお医者さんの本音がマンガで描かれているから、気軽に読みやすい点が魅力!

新米ママ&パパはもちろん、お兄ちゃん・お姉ちゃんからちょっと間をおいて第2子の子育てがスタート!というママやパパにもぜひ役立ててほしい一冊です。

著=佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム

漫画・イラスト=江村 康子

文=岸田直子

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Information

Kindle版はこちら『マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』

▼『マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』書籍情報はこちらから▼

病院に行く? 行かない? 子どもの体の心配ごと、マンガと解説でよくわかる!
長野県佐久市「教えて!ドクタープロジェクト」全面監修! 子ども特有の病気の特徴、ケガ対処やホームケアのポイントのほか、防災の話など「いざ」というときのための知識やノウハウ、さらにSNSで反響のあったトピックスなど、初めての出産・育児でわが子の病気やけがを不安に思う新米パパママからベテランさんまで知っておきたい情報が満載。

<著者プロフィール>
長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。小児科医(医療者)と保護者(パパママ)の相互理解、相互負担軽減を目指す。
公式サイト:https://oshiete-dr.net
◆ツイッター:@oshietedoctor
◆Instagram:@oshietedoctor

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