ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(1/14) うまみ、香り、甘みの強さが、白河産コシヒカリの特長

おいしいお米といえば……? そう聞かれて、まずコシヒカリを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 長年、おいしいお米の代名詞となってるコシヒカリ。新潟産がおなじみですが、最近では全国のコシヒカリにも注目が集まっています。そんな中、今回は福島県白河産のコシヒカリを存分に味わえるというウワサを聞きつけ、日本料理の名店「分とく山(わけとくやま)」にやってきました!

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(3/14) 【写真を見る】白河産コシヒカリを手に、笑顔の野﨑さん

「みなさん、今日は5キロ太りますよ!」

「分とく山」総料理長、野﨑洋光さんのそんなことばで始まったのは、福島県白河市でつくられている「白河産米」の魅力をPRする食事会。福島県出身の野﨑さんは、しらかわ大使として、また白河産米のおいしさを伝えるアンバサダーとして広く活動されています。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(6/14) 奥州三関の一つに数えられる関所、白河関跡

みちのくの玄関口として知られる白河市は、那須連山を源とする阿武隈川の清らかな水と、その下流に広がる肥沃な大地、そして昼夜の寒暖差という米づくりに欠かせない条件がそろった豊かな土地。古くからおいしいお米の産地として名高く、なんと1805年編纂の『白河風土記』にも、その味のすばらしさが記されているんだとか。


お米は消化のいいダイエット食

「さっき、『今日は5キロ太ります』といいましたが、あれは冗談です(笑)。実は、お米はダイエット食だってご存知でしたか? なぜならお米は65%が水分でできているうえ、98%を消化できる食材。だから病気の時に、おかゆを食べるんです。お米を食べると太るというのは、おいしさのあまり食べ過ぎちゃっているだけ(笑)。それに1日3食、毎日食べても飽きない食材はお米しかないと思いませんか? 今日は白河産のお米のおいしさ、そして先人たちが作り上げた素晴らしいお米の魅力を再発見していただければと思います」(野﨑さん)

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(10/14) 新米のおいしい炊き方を、野﨑さん自らレクチャー

ユーモアあふれるトークの後、調理場に戻ったかと思うと炊飯窯を手に再び登場した野﨑さん。おもむろに「米のとぎ汁は、なぜ捨てるんですか?」と出席者たちに問いかけます。顔に?マークが浮かんでいる人々を見て、ふふ、といたずらっぽい笑みを浮かべながらこう教えてくれました。

「米をとぐのは、表面のぬかやゴミを取り除くため。昔は古いお米を食べていたから、とぎ汁を捨てていたんです。今日は白河産コシヒカリの新米を炊きますから、とぎ汁は1回しか捨てません。みなさんも新米を炊くときには、ぜひやってみてください。お米のおいしさってこうなんだ!と、わかっていただけると思いますよ」


目にも美しい料理に舌つづみ!

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(15/14) 先附
ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(21/14) 前菜
ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(28/14) 椀代わり
ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(36/14) 造り

初めて食べる白河産米への期待が高まる中、まずテーブルに運ばれたのは、先附の「酒盗豆腐 べっ甲あん」。その後も、前菜「牡蠣松風、燻し鮭錦秋巻き、零余子海胆和へ(むかごうにあえ)、河豚飯蒸し」、椀代わり「鱧松茸土瓶蒸し」、造り「鮃(ひらめ)そぎ造り、鮪平造り、北寄貝湯霜」と続きます。


いよいよ「白河産米」の登場!

磯の香りとともに登場したのは、「鮑の磯焼き」。たっぷりの海苔の下には、柔らかく蒸し上げたアワビと肝のソースが隠れています。「このソース、ご飯にかけて食べたい……!」と誰もが思ったそのとき、炊飯窯を手に野﨑さんが登場! 「ここにご飯を入れて食べると、おいしいんですよ!」と、しゃもじを片手に鮑の殻にご飯を盛って歩きます。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(45/14) 鮑磯焼きを白河産コシヒカリとともに

まずは、白河産コシヒカリをひと口。ツヤツヤのご飯は粒が大きくしっかりしていて、かむほどに甘みが口の中に広がります。あわびの肝のソースとともに口に運べば、うまみが倍増。あまりのおいしさに誰もが無言になる中、土鍋を携えた野﨑さんがやってきて……。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(55/14) 炊きあがったばかりの白河産コシヒカリ

ふたをオープン! 湯気とともにふわっと広がる、なんともいえない甘い香り。土鍋で炊いたご飯はピカピカと輝き、食感はモッチモチ。うまみ、甘みが強く、おかずなしでいくらでも食べられそうなおいしさです。最強のご飯のお供「白味魚とろろ」「雲丹もどき」「十念味噌」「おかか葱」「煮豚」まで添えられて、いったい何杯ご飯をおかわりすればいいのか……。ちなみに「十念味噌」は、いったエゴマとみそ、砂糖などを混ぜ合わせたもので、福島県ではおなじみの一品です。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(67/14) 白河産コシヒカリのおいしさを際立たせる、ご飯のおとも

「今日は、ちょっとご飯を固めに炊いてるんです。なぜなら、ご飯をこれに浸して食べてもらいたいから」という野﨑さんのことばとともにテーブルに運ばれてきたのは、「きのこニラ卵とじ汁」。スプーンにご飯をのせ、だし汁をたっぷり含ませて口に運べば、きのこのうまみ、卵の滋味深い味わいとご飯が一体となり、まさに口福。思わず「幸せ……!」とつぶやいてしまったほど。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(78/14) うまみたっぷりの汁を含んだご飯は絶品!

おいしさに納得! 厳選された高品質のお米

あまりのおいしさに、胃袋の許容範囲を超える量を食べてしまった人が続出。あちこちから「ウエストがキツイ……」「立ち上がれない!」といった声が聞こえてきましたが、それも仕方のないこと。一般的に「おいしい」とされるお米はおいしさを表す指数「食味値」が70ポイント以上なのですが、白河産コシヒカリの食味値はなんと80ポイント以上! さらに、色彩選別機で選別した高品質のお米のみを使用しているそう。


キュートなだるまのパッケージはギフトにもぴったり

味だけでなく、「白河産コシヒカリ」のパッケージにも驚きが。白河の工芸品、だるまがモチーフで、”めでたいお米”とSNSでも話題を集めており、自宅用のほか、内祝いやウェディングギフトとしても人気が高まっているんだとか。

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(92/14) 白河だるまとセットになったギフトパッケージもキュート!

ご飯こそが幸せを感じさせてくれる

ご飯のおいしさを身を持って実感したひととき。身も心も満たされて帰る道すがら、野﨑さんのこんなことばがよみがえりました。

「日本には五味がありますが、五味以上に大切なのは『淡味』。素材そのものの味です。ご飯のおいしさこそ、まさに『淡味』であり、日本料理の極意。近年はうま味ばかりが注目されていますが、軽やかでさわやかで滋味にあふれるご飯こそが、幸せを感じさせてくれるものだと私は思います」

ブランド米戦国時代到来!? コシヒカリの新勢力を味わってみた! 画像(105/14) 300g(2合)のパッケージは脱気してあるので、約6か月間保存可能