見栄なの? 後輩・同僚におごり癖のある夫にハラハラ【お悩み相談】
お悩み相談
51歳の夫のお金遣いに関して悩んでいます。
わが家の家計は基本的には私が管理していますが、夫ともよく話し合っていて、子どもの進学費用や夫婦の保険料など細かいところも把握してくれていると思います。
社内預金ですぐに引き出せない預金を毎月一定額していますが、それ以外で毎月お金が余るということがほとんどありません。今の出費のままでこれからの老後は大丈夫なんだろうかと気がかりなのです。
夫はそんなに無駄使いをする人ではなく、使わないときは全然使わないので、毎月のお小遣いは決めていません。ただ、同僚や後輩との飲み会などがあると、割り勘にするのを面倒がり、全部自分が払ってくるのです。
後輩だけならともかく同僚にまでおごる必要が?と疑問に思うのですが、大人数で飲んだ場合いちいち割って取り立てるのが苦手で、「ここはいいよ」と言ってしまうのだとか。後輩ばかりでの飲み会では自分がいつまでもいると気を遣うだろうと、早めに切り上げて先に帰ってくることも多く、その場合は「これで払っておいて」と数万円置いて帰るらしいのです。そんなにはかからないだろうと思うようなお店でも、足りなかったらかわいそうだと多めに渡すそうです。
そんな夫は家に人を呼ぶことも多く、珍しい食材やお酒を取り寄せて人をもてなすのが好きです。
私も賑やかな会は嫌いではないのですが、何人も呼んでカニパーティーやふぐパーティーなどとなると、無視できない出費になります。皆、もちろん手土産などは持参してくれますが、まさか会費を取るわけにもいかず、家計のやりくりがしんどい月もあります。
夫の立場もあって日頃のねぎらいや多少の見栄もあるのだろうから、あまりセコいことは言いたくないのですが、度重なると「え、また〜」とうんざりしてしまいます。
私も働いているので、足りない月には私の収入で補っています。なので、ヘソクリもほとんどできていない状態で不安です。
どうすれば夫のおごり癖を減らしてもらい、貯蓄を増やせるでしょうか。
おごりの分も含めた予算を自身で管理してもらいましょう
家計にとって不定期で不規則な出費ほど厄介なものはありません。ましてや、それがご家族に必要なものではなく他人の飲食代へのおごりとなれば、心中穏やかではいられませんね。
ご相談を拝見する限り、ご主人様にとって人におごったり自宅で酒席をもてなすのは、一般的な「飲み会」というよりも「趣味」のカテゴリーにはいる行為なのではと思えます。後輩はもちろん同僚からも感謝されることに趣味的な満足を覚えていらっしゃるからこそ、経済的な問題を認識しながらも繰り返されているのでしょう。
ただ、一定の金額のなかで家族の生活を運営していかねばならない以上、ご主人様にとってやめられない趣味であっても、当然ながら無尽蔵に支出を許可するわけはいきません。
まずは一般的な家計における「趣味・娯楽費」の割合を参考に予算を決め、ひと月あたりの飲み会代がそのなかに収まるようにしてもらいましょう。そして、余った分は翌月以降に繰り越せる代わりに、足りないからといって追加予算を認めない、というルールにしてご主人様ご自身にやりくりをしてもらいます。
こうすれば、飲み会自体が不定期であっても家計からの支出は一定になり、貯蓄に向けた計画も立てやすくなるはずです。
慣れないうちはフォローも必要ですし、金額の調整のための話し合いも必要になるかもしれませんが、長期的な課題に取り組むつもりで腰を据えて頑張りましょう。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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