暇なら少しは家事負担をお願いしたいと夫に思うのはわがままですか?【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は旦那様が自分の箸すら用意しないという「もなかのあん」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

もなかのあん(53歳女性)

神様、食べても食べても太らない体をください。

お悩み相談


夫は51歳です。結婚して20数年、3人子どもがいますが、上の2人は独立し、今は高校生の息子と3人暮らしです。

独身時代にしていた仕事は、子どもが小さいうちは…と子育て優先にして縮小させていました。その後、子どもから手を離れるにつれ、少しずつ仕事の量を増やしていき、最近では夫が休みの日に私の仕事が入っていることもしばしばあります。

逆に夫は年をとるにつれ、仕事の量が減ってきています。けれど、私の家事負担は20数年前、ほぼ専業主婦に近かった頃のままです。

夫は食事の際も自分の箸すら準備することなく食卓につきます。そして、食卓についたら最後、あれがない、これを取ってくれと人を顎で使います。料理のたぐいはおろか、掃除も洗濯も一切手を出しません。

こちらからあれをしてこれをしてと具体的に頼めばしてくれるだろうとは思うのですが、自発的にやってくれることを期待してしまいます。出かけるときに干したままの洗濯物が、暗くなっても干しっぱなしだったりすると、家にいたら高校生の息子ですら頼まなくても取り込んでくれるのに、とモヤモヤしてしまいます。

何かちょっとしたことでいいのです。自分が飲むビールくらいは自分で補充するとか、トイレットペーパーを使い終えたら新しいのに替えるとか。小さいことすぎて自分でも苦笑してしまうのですが、そういった毎日の細かいことの積み重ねをすべて私がしなくてはならないと思ってしまうことがストレスになっています。

また、そんな細かいことを夫に言うのもなんだかくだらないことのように思えて自分が嫌になってしまいます。

どうすれば私の家事負担について夫が自ら気づいてくれるのでしょうか。それともやはり事細かく夫にお願いするしかないのでしょうか。

共通認識「家事は誰がやってもいいこと」を目指して


20数年にわたり主婦としてご家族のためにご尽力お疲れ様です。一方、旦那様は主婦業経験ゼロ。あなたなら容易に想定できることでも、旦那様は気づかないおそれがあります。

また、「家事=妻の領域」と旦那様が考えている場合、自分がやっていいものかどうかと躊躇するかも。お仕事の量も変化してきているので、家事についてご夫婦で話してみるといいですね。

「このくらいはやってほしい」と一方的に要求するのではなく、「家事は誰がやってもいいこと」という共通認識を目指しましょう。そして、誰がやってもいい作業内容を書いた貼り紙で啓発してみてはいかがでしょう。

たとえば、冷蔵庫に「ビールを補充しましょう」、トイレに「芯だけになったら新しいロールをセットしましょう」、窓辺に「乾いた洗濯物の取り込みご協力お願いします」など。

「そのくらいのことは言われなくても誰でもやるだろう」と、貼り紙を煩わしく感じてくれるようになるといいですね。

◆回答者プロフィール

海野 雪(うみの・ゆき)

上級心理カウンセラー(日本能力開発推進協会認定)、不登校児童対応アドバイザー(全国webカウンセリング協会認定)など、心理系・教育系を中心に多様な資格を有する。200名以上の相談対応実績あり。

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