子育ては誰がする?「育児の夫婦分担の不満」、こうして解消してます!【SILVA姐さんに訊く「夫婦生活モヤモヤ解消術」3】

#育児・子育て   
 


好きな相手と夢を描いて結婚したはずなのに、結婚生活が続いていくうちにモヤモヤがたまっている…。そんなあなたに「婚前契約書」を交わしたSILVAが贈る「ムダなケンカがなくなる快適結婚生活」へのヒントが詰まった連載がスタート! 今回は第3回。「子育ての夫婦分担」です。

こんにちは、SILVAです。シンガーやDJ、最近では親子で学ぶ「脳育」のワークショップを行ったり、お粥屋さんをやったりしています。

私は離婚を経験し、2回目の結婚前に「婚前契約書」というものを夫との間で取り交わしたのですが、それが夫婦生活を送るうえで、いいことづくめ! 「婚前契約書」のお話はまた別の回でもたっぷりお話ししますが、そんな結婚生活を送る中で感じたことをお話しさせていただきます。

「子育て」は母親がやるもの⁉


家事に並んで、女性が担う家庭での役割率の高い「育児」。子供が小さなうちは特にどうしてもお母さんと子供の密接度が高いゆえに、職場復帰前後でも女性が担う場面は多いのではないでしょうか。

この問題のポイントは、育児は母親がメインだと思い込んでいる男性陣の「当たり前感覚」が過半数以上だということ。だから「育児は一緒にやるよ」なんて優しい言葉をかけてくれた妊娠時期に比べて、実際子供が生まれてからの旦那様の豹変ぶりが女性のイライラを募らせるという現象おきがちなんです。

そもそも「育児」って我が子への愛情で言えば、夫婦で同じくらいの感覚。だけど問題は育児における「時間」が問題の争点となりがちです。

家庭のすべての責任とならして折半する


婚前契約書を交わした私の場合でも、割合で言えば7対3で母親である私が育児をしています。でもこの3割をフルに夫が育児しているとも言える状況を作っています。

それが、婚前契約書の中で家事、育児は折半負担という文字を書き残したことにより、夫の中で「育児もやらなきゃ」というキーワードが生きているからです。ちなみに我が家は共働きが前提で、私も好きなことをやり続けたいという自由職。夫はサラリーマン。だから家事、育児だけを折半ではなく、家庭におけるすべての責任を折半、つまり家庭で必要な「お金」の部分も夫婦でなるべくお互いで出し合うことを明記することで、夫は外で仕事、妻は家を守るのが仕事という今までの世の当たり前とされてきた「概念」を私たち夫婦は意識的に持たなくしたのです。

だから産前、産後、仕事ができなかった場合でも、私は家庭での支出が入り用の際には貯金から納めてみたり、夫に頼りっぱなしにはならないよう出せるところは出すというスタンスをしていました。そのおかげと言ってはなんですが、育児の部分も頼りたいときは夫に言いやすい状況が作れました。フェアでいくためには「家庭全体」でのバランスを取らなければ、他人同士が作り上げるゆえにトラブルは避けられません。不平不満を事前に予測、各自の仕事やライフスタイルの傾向は把握できているのであれば、結婚前にその部分を踏まえて、家庭での役割分担を夫婦で話し合い、決めること、そして婚前契約書という書面に書き留めたことで、夫婦のお互いの責任感の意識が保たれています。

実際我が家も子供が生まれて4年目。私が自分の意思で子供が3歳になるまでは仕事よりも子育てを優先してしまいましたが、そこはしっかり貯金を家庭に収めることで問題にならず、ここ最近の1年は仕事復帰をしたことで、子供を夫に預ける機会は増え、週3日はしっかり夫が子育て奮闘してくれています。(文句1つ言うこともなくw)

話し合いを文字にして残すのが効果的!


何度も言ってしまいますが、他人同士が1つ屋根の下で初めて家庭を築いて行く。暗黙のルールになりがちなそのルールを最初に、お互いの生活リズムや傾向などを念頭にしっかり話し合った上で、これから起こるであろう未来予想図におけるそれぞれが思い込んでいる「常識」=「当たり前」感覚、すなわち価値観を、しっかりすり寄せ話し合うことって重要だと思うのです。

私たち夫婦は婚前契約書という堅苦しい書面に書き残しましたが、夫婦になる前、なった後でも箇条書きでもいいからお互いに思う家庭での役割分担を文字にして、双方の認識を改めて確認する作業はお勧めします。

お互いが思っていた感覚の違いに大いに気付いてもらえる絶好のチャンスになるかと!

それに子供はたっぷりの夫婦の愛情で育てられたらこんな幸せなことはないですよね。

 


◆SILVA


1998年にデビューして以来、シンガー、DJなど幅広く活躍。2002年に一度目の結婚を経験。15年の再婚時には、日本ではまだなじみのなかった婚前契約書を交わして話題となる。16年に出産後は、親子で学べる脳育のワークショップ開催や、お粥専門店『Congee Table』の経営など、活動の場を広げている。

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