習い事、キャンプ・スキー体験……子どもにお金を使いたいけれど老後も心配【お悩み相談】
お悩み相談
40代後半の夫婦です。子どもは小学4年生と1年生の2人です。夫婦とも40代後半なので、教育費がかかる時期ではあるものの、自分たちの老後のお金のことも考えないといけないとは思っています。
「子どもが小学生の間が貯金のチャンス」とよく聞きますが、子どもにかかるお金が意外に多くて大変です。まったく貯金が増えないところか、減ってしまっています。
子どもの服にお金をかけたり、平日外食したりなどは一切しておらず、節約に頑張っていますが、とにかく子どもにはいろいろな経験をさせてあげたいと、毎週の習い事はもちろん、キャンプ体験やスキー体験、外国人の方と英語で触れ合う体験会など、イベントにどんどん参加させています。
おかげで子どもたちは好奇心旺盛で積極的になり、友達も多く、運動神経も良くなりましたし、物知りです。上の子が小さいときにとても消極的だったのを心配していたのですが、いろんな体験をさせていくとどんどん前向きに頑張る子になっていったこともあり、こういった普段なかなか体験できないイベントにはもっと参加させてあげたいと思ってしまうのです。
先月はこういった子どもにかかる費用だけで8万円でした。夏休みや春休みなど長期の休みになるとイベントが多くなるのでもっとお金を使ってしまいます。
子どもにお金をかけたいので、夫婦自分たちのものを節約しています。スマホも夫婦で格安携帯に変えたりと工夫はしています。
それでも毎月の出費が多いです。中学生になると塾代もかかってきます。健康は財産なので、食費を削ることも避けたいです。
私もパートをしていますが、下の子は小学1年なので帰ってくる時間が早く、短時間のパートです。
もっと節約してお金をためなければ…、いや、子どもの将来を考えると子どもにかかるお金は使わなければ…、と考えが行ったり来たりで頭の中がまとまらないまま、また今月の出費が多い、の繰り返しなのです。
どうしたらよいでしょうか。
ライフプランを組んで適正な予算を計算してみては
お子様たちにとって非常に楽しい充実した環境ですね!近年ではお金の使い方がどうしても保守的になってしまう方が多く、こうしたご家庭は貴重だと思います。ただ、ご自身でお考えのとおり、そこに全振りしているのは、ちょっとバランスが悪いように思います。
そこで、まずは具体的なライフプランを組み、予算の枠を定めてみましょう。
ライフプランというと難しそうに聞こえますが、簡単なものであれば月ごと・年ごとの収支を並べ、そこに車や家電の買い替え、お子様の受験などのイベント的支出を乗せていくだけでもそれなりのものが作れます。年金や社会制度なども含めたちゃんとしたものを作りたいなら、ネット上で公開されているフリーのテンプレートを利用しても良いでしょう。
ライフプラン表を作成すると、「老後のための貯蓄」という漠然としたイメージが、「いつまでにいくら貯めなければいけないか」という具体的な目標に変化します。あとは、目標額を残り月数で割って「ひと月の貯蓄額」を割り出し、それを差し引いた分までをお子様のための予算と考えればいいのです。
予算を限らずにお金を使ってあげたい、と思うかもしれませんが、今でも(極力多くなるようにしているとはいえ)収入の範囲内で収まるように調整しているはず。それに、参加したいイベントをお子様と一緒に吟味するのも、「予算内でしっかり楽しむことの訓練」という良い体験になるのではないでしょうか。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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