日本語に、なぜか「ら行」が少ない理由 大人の最強雑学1500(1)
ああ、誰かに教えたい!
社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第1回目です!

もし手元に国語辞典があったら、「あ行、か行、さ行……」と、それぞれの行の言葉がどれくらいあるかを調べてみてほしい。「や行」は「や・ゆ・よ」、わ行は「わ・を・ん」だけなのでほかと比べて少ないのはわかるが、なぜか「ら・り・る・れ・ろ」の「ら行」も少ない。
日本語本来の語彙(ごい)は「和語」「大和言葉」などと呼ばれるが、じつはもともと、日本の言葉に「ら行」で始まる単語は存在しなかった。国語辞典に載っている「ら行」の言葉の多くは、中国からとり入れた漢語、またはヨーロッパからの外来語なのだ。

たとえばリンゴ(林檎)、ラッキョウ(辣韮)、ロウソク(蝋燭)などはもともと漢語である。中国語には、ら行で始まる単語がたくさんある。日本には元来「ら行」で始まる言葉はなかったが、奈良時代以降に中国の言葉を学んでいった結果、「ら行」が語頭に来ても発音できるようになったという。
ちなみに、「ら行」で始まる元号も少ない。2019年5月1日から平成に変わり新元号の「令和」が始まったが、ら行で始まる元号は暦応(りゃくおう)以来およそ680年ぶりである。
著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)
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