クリスマスとXmasと表記する所以 大人の最強雑学1500(10)
ああ、誰かに教えたい!
社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第10回目です!
クリスマスを「Xmas」と表記する所以
クリスマスは英語で「Christmas」と書くが、なぜ「Xmas」とも表記されるのか。
そもそも「Christ」はキリスト、「mas」は礼拝、祝祭日を意味するが、ギリシャ語ではキリストを「Χριστός」と表記する。つまり、英語のChrist の部分を、このギリシャ語の頭文字Xに置き換えたものが「Xmas」なのだ。
ところが近年、欧米ではXmas という表記は敬遠される傾向にあるという。Xが単なる英語のアルファベットの一つと認識され、本来の宗教的な意味合いが薄れていること、商業的な印象が強まったことなどが危惧され、公式の場で使われなくなったのである。
一方、日本ではクリスマスは娯楽的な色合いが濃く、宣伝などではChristmas よりも短い表記のほうが使い勝手がよいため、Xmas を使うケースも多い。なお、XはChrist の省略ではないので、「X'mas」のように「アポストロフィー」をつけるのは、正しくない表記だ。
著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)
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