子どもの教育費で貯蓄はほぼゼロ。今から老後が心配過ぎる【お悩み相談】
お悩み相談
結婚して約25年、子どもが3人います。一番上はすでに大学卒業後、独立して別に暮らしています。真ん中は大学に在学中で1人暮らし、卒業まであと1年あります。そして、来春からは一番下が大学生になり、1人暮らしをする予定です。
夫の社内預金で毎月5万円積み立てていて、それで学費はなんとかまかなえる予定ですが、問題はその後です。
貯蓄はほぼゼロになるので、ようやくこれから老後に向けての貯金を始めることになります。
夫は51歳で定年まであと9年、退職金はありません。60歳以降も何らかの仕事を続けるつもりではありますが、現在の収入より下回ることは確実です。
住宅ローンがあと14年残っていて、退職後もまだ5年間払うことを考えると、その額は700万円以上になります。さらにマンションなので、完済後も駐車場代を含めると約4万円管理費がかかります。もちろん固定資産税などの税金関係の出費もバカにできません。
3年前から別で毎月3万円の積み立て預金を始めましたが、合計月8万円の貯蓄だけではなんとも心もとないです。
一番下が家を出たら、もう少し貯金額を増やせるかとは思いますが、それでも頑張って3万円程度が限界でしょう。私も働いていますが、すべて生活費に消え、へそくりもできていません。子ども3人の教育費に追われて、そのためだけに貯蓄をし、すべて使い切ってしまったような状態です。
定年退職から年金受給までの暮らし方を考えると不安しかありません。
単なる貯蓄だけでなく、投資などを積極的にするべきなのでしょうか。それも簡単には始められないでしょうから、まずは勉強しないと、と気ばかり焦って何もできていません。
現在何をすべきか、少しでも貯金を増やすにはどうしたら良いのか、不安要素を少しでも取り除くためにできることを教えていただければ、と考えています。
具体的なライフプランに基づいた計画的な対策を
このご時勢、お子様3人を育て大学にまで問題なく進学させるというのは、いうまでもなく簡単なことではありません。25年間、本当に頑張ってこられましたね。
肩の荷がおりたところで自分たちご夫婦のことを考える余裕ができ、不安になってしまっているというのが現状だと思います。
焦ってしまう気持ちも分かりますが、知識もなく投資などに手をつけて状況を悪化させてしまっては元も子もありません。まずは一旦落ち着いて、今後の収支を計算したライフプラン表を作成してみるところから始めてみましょう。
下のお子様が家を出られたあと、具体的に家計の収支がどうなるのか、ご主人様が定年退職されたあとの収入がどれだけ減るか、ローン完済後の具体的な月々の住宅費はいくらか。そして、年金生活に入ったあとの収支などを月毎、年毎にまとめて表にしてみるのです。
実際に作成してみると、定年までのあと9年にどれだけ貯蓄が可能なのか、またその後の家計の収支がどうなるのかなどが見えてきます。
そして、問題が具体的に見えるようになれば、節約や貯蓄など対処も具体的に考えられるようになるはずです。もちろん、余裕が生まれたら(しっかりと勉強をした上で)投資で賢く資産を増やすのも良いでしょう。
家計の改善も子育てと同じで、簡単な裏技のようなものはありません。ご主人様と相談しながら、じっくりと腰をすえて取り組むつもりで、将来のプランを練ってみてください。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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