未来の不安を払拭! 夫婦で終活を考える【SILVA姐さんに訊く「夫婦生活モヤモヤ解消術」5 】

#くらし 
 


好きな相手と夢を描いて結婚したはずなのに、結婚生活が続いていくうちにモヤモヤがたまっている…。そんなあなたに「婚前契約書」を交わしたSILVAが贈る「ムダなケンカがなくなる快適結婚生活」へのヒントが詰まった連載がスタート! 今回は第5回「終活」です。

こんにちは、SILVAです。シンガーやDJ、最近では親子で学ぶ「脳育」のワークショップを行ったり、お粥屋さんをやったりしています。

私は離婚を経験し、2回目の結婚前に「婚前契約書」というものを夫との間で取り交わしたのですが、それが夫婦生活を送るうえで、いいことづくめ! 「婚前契約書」のお話はまた別の回でもたっぷりお話ししますが、そんな結婚生活を送る中で感じたことをお話しさせていただきます。

自分の終活は自分で決める!


人生の華やかなスタートにもう「終活」???と突っ込まれてしまいそうなタイトルですが、「結婚」は、当人同士だけの愛の絆や楽しいことだけでは片付けられない、お互いのバックグラウンドの諸事情も関わってくるのが、実際の「結婚」。

ご両親をはじめ、兄弟、親戚(子供を含む)ともある意味「家族」になるわけで、無視することはなかなか難しい部分。

義母、義父との仲も良好であれば良いけど、ちょっとしたことで意見の相違があったり、無理や気づかれを覚悟しながら親戚の集まりに出向かなければいけなかったり。いろいろありますよね。

とくに、まだお互い元気なうちは家族への配慮ができるパワーもあるけど、だんだん年を重ねてゆきお墓に入る頃のことなんてなんとも想像できないし、どうやって婚前契約書に取りまとめるのか!って話になりますよね。

でも簡単に考えてみてください。確かに結婚という制度で家族にはなりますが、自分の終活を自分で決めるというのも大事な人生の選択だと私は思うのです。

私の夫は実家が東北方面なのですが、先祖代々のお墓は特急電車も通らない遠い場所にあるのです。一度一緒にお墓参りをした際に、もし子供が生まれて、私たち夫婦がここに入ってしまうと子供は遠くまでお墓参りにこなければいけないんだなーと想像しました。かと言って、夫のご両親に「遠いので私は入れません」なんて伝えることはできません!

だからこそ、自分の最後を、終活をどうするか、夫が先立つ、私が先に先立つ、どちらも可能性があるわけだし、ご両親より先に我々が先立つことも考えられます。どの場合においてもお互いが納得できる方法を導かないといけないと思い、ある方法を夫に提案しました。それは、お互いがそれぞれに遺言を今から書き残すこと、でした。

主人は遺言を残していません。口頭で当たり前のように実家の先祖代々のお墓に入りたいと伝えてくれています。私自身は毎年のように遺言書を書き換えては夫ではなく、私の実の兄に遺言書を託しています。

もちろん夫には終活については口頭でも遺言書に書いた通りに伝えています。でもその遺言書には例えば自分個人の財産や生命保険、パソコンの暗証番号、葬儀埋葬の仕方まで記しています。夫を信用していないというわけではなく、人生は何が起こるかわからないという原則の元、自分側の家の問題を、結婚した相手やその家族に迷惑をかけたくない気持ちもあり、遺言書に自分の最後の希望や継ぎたい事項を自分側の家族に託すことで、夫の負担を減らそうと思ったから。

葬儀の費用も私自身が捻出できるようにしています。そして私は主人の実家のお墓ではない埋葬方法を選択しています。でもその線引きをすることでお互いの家族を尊重しあえる関係でいれています。

この話を義母に話したことがあります。

最初は「は???」と理解ができない感じでしたが、さすがに自分よりも終活を考えて遺言書を残している私の気持ちを尊重してくれていて、驚きとともに、自分もしっかりしなければと思ってくれたようですし、何よりそんな話を夫としているという事実に感心してくれたようで、私たち夫婦のルールだったり、生き方だったりをとても尊重してくれるようになりました。

二人がそこまで結婚前に話をして決めていたなら…昔じゃ考えられないけどねーという感想ではありますが、でも「私たちの時代ややり方はこうだった」という語り口でお互いの家族の意見を聞いてしまうことがありがちで、そうなるとこの時代には無理が生じてくることも多々あるわけです。

未来に対して話し合ったことが不安の払拭に


私たち世代は情報を大量に好きなだけ好きな時に集められ、選択肢もたくさん選べる便利な時代。そこに自分たちの家族のあり方をオリジナリティを持って作り上げるというのは、これからの時代には必要不可欠な方法なのではないかなとも思うのです。

我が家では

*脳死の際の臓器提供について

*葬儀、埋葬について

*それぞれの財産は子供に全部たくす

*借金(家族の借金を含む)が生じてしまった場合などはそれぞれの責任で処理を済ます

*介護(互いの親のことも含む)について

などを話し合って婚前契約書に柔らかく盛り込んでいます。

何を記したかよりも、何をお互いが話し合えたかが重要で、今でもその話し合いがあったことで私たちはどこか未来に対してのイメージが認識できている点では不安がなく喧嘩もなく過ごせています。

 


◆SILVA


1998年にデビューして以来、シンガー、DJなど幅広く活躍。2002年に一度目の結婚を経験。15年の再婚時には、日本ではまだなじみのなかった婚前契約書を交わして話題となる。16年に出産後は、親子で学べる脳育のワークショップ開催や、お粥専門店『Congee Table』の経営など、活動の場を広げている。

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