想定以上だった! 次女の私立高校進学費用がかさんで困っています【お悩み相談】
お悩み相談
この春から高校生になる次女のことです。
地元の公立高校へ進学希望でしたが、昨年11月、急に県外の私立の全寮制の高校へ進学したいと言い出しました。
小学校5年生からテニスを習っており、たいした実力はないのですが、「テニスの強い高校で今以上に打ち込みたい」、「将来はテニスプレーヤーになりたい」と言うのです。
わが家は母子家庭で私の稼ぎしかありませんし、テニス部なら大抵の高校には部活があるので公立高校への進学をすすめました。
しかし、「地元の高校で自宅から通うなら真剣に打ち込めない」との一点張りでどうしても聞いてくれなかったので、仕方なく許しました。学校の先生もそこまで熱心ならと、すすめてくださいました。
学費は今春から学費免除の対象になるので3年間は心配ないのですが、修学旅行の積立が月1万2,000円、入寮費が7万円、寮費が月々7万円、食事は朝晩のみなので昼食代が別にかかります。
ざっと計算すると毎月15万円はかかりそうです。
給付型の奨学金に数件応募しましたが、1件は不採用でほかも審査が大変厳しいようです。私の収入は住民税非課税になるほどでもないので、無利息の貸付も駄目でした。
また、今大学2年生の長女は貸与型の奨学生としてやってくれています。しかし、私立なので私が教育ローンを300万円組んでやりくりしていますが、学費が高いので足りないくらいです。
ただ、長女はバイトをしてくれているので、生活費や定期代などは支払ってくれて助かっています。
それもあってこれ以上ローンを組むのは不安なのですが、実家や兄弟親戚はあてにならないので、今後の金策に悩んでいます。
正直、うちの家計ではとても苦しいです。なんとかいい方法はないでしょうか。
固定費削減による家計のスリム化と公的制度の利用を
お子様の希望はできる限り叶えてあげたいものですが、突然の進路変更は困ってしまいますね。
教育関連費の公的な貸付制度としては、いわゆる奨学金とは別に「生活福祉資金貸付制度」の中の「教育支援金」というものがあります。
こちらは「生活には困っていないが教育費が不足している世帯」を対象としたもので、原則無利息で借りることができます。世帯収入の上限は定められていますが極端に低いわけではなく、返済開始も卒業後からです。
詳細な状況によってはほかの制度が利用できる可能性もあるので、一度地域の社会福祉協議会などで相談してみてください。
また、同時に固定費を中心とした家計の見直しを行ない、少しずつでも余裕を持てる体制を整えていきましょう。
お金のかかる進路を強く希望する以上、その分の資金の返済は自分で、と言いたいとことですが、まだ中学生のお子様にその認識を十分持ってもらうのは難しいと思われます。
高校卒業後の進路によってはさらにお金が必要になる可能性もありますので、今のうちから家計のスリム化を目指しておくべきです。
お金をかける部分と節約する部分の選別や優先順位の決め方などは、自立した人生を歩むために必要なスキルですので、お子様たちと一緒に話し合いながら進めるのも良いかもしれませんよ。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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