「友達が行ったんだって」と言われると弱い…。レジャー費で家計が常に赤字です【お悩み相談】

#くらし   
 


◆相談者プロフィール

もちもちこ(40歳女性)

40代パート主婦。小学生と中学生の子どもがいます。同じ年の夫は会社員です。

お悩み相談


都心部に住んでおり、近辺にはさまざまなレジャー施設があります。電車に乗ると広告は楽しげなレジャー施設のものばかりです。

子どもが学校で「お友達があそこに行ったんだって」「話題のあのイベント、すごく楽しかったって」「クラスの半分くらいは行ったことあるみたい」などとが羨ましそうに私に報告してきます。ついかわいそうになり、連れて行ってしまいます。

ですが、子どもも小学生と中学生ともなると入場料だけでも高額に…。教育費だけでも毎月お金がかかり、食べ盛りなので食料費もかなりかかるうえに、このレジャー費。

これがとても家計を圧迫しています。

私はパート、主人は年2回ボーナスがちゃんと出るような会社に勤めていますが、それでも赤字です。何か節約するとすれば自分にかかる経費なので、美容院に行く機会を減らしたり、化粧品を安いものに変えたりと、微々たるものですが努力しています。

子どもの習い事や塾代は絶対削ることはできないと思っていますが、レジャー費は我慢すれば削ることもできます。しかし、周りの家庭の話を聞くと、皆さん思う存分レジャー施設で楽しんでいて、つい自分の子どもにもと思ってしまいます。

もともとわが家の家族旅行は夏休みの年1回で近場の1泊、できるだけ安く済むように計画していました。これは家族の思い出作りのために毎月少しずつ積み立てをしています。

それで十分だと思うのですが、小学生、中学生の遊びたい時期にお友達の遊びの話題についていけないのは不憫に思いますし、中学生ともなるとお友達同士でレジャー施設に行くようになり、わが子だけ行かせないのもかわいそうです。

レジャー費にかかるお金は際限なく、天井知らずです。

これから子どもたちの大学資金も用意しなければならないですし、自分たちの老後資金も必要です。遊びにお金をかけている余裕はないのですが、良い解決策がないまま赤字が続いています。

地方の田舎に住んでいればもっと節約できるのかな…とも思いますが、3年前にマンションを購入したばかりです。アドバイスをいただけないでしょうか。

お子さまへの気持ちを一度封印し、予算内でやりくりを


お子さまの要望をできる限りかなえてあげたいという気持ち、とてもよく分かります。自分のものを削ってでも子どものためにしようという、もちもちこさんのようなママがいてお子さまは幸せですよね。

でも、ご自身のことをどれだけ切り詰めたとしても、現実問題として収入自体が有限である以上おのずと限界がありますよね。お子さまたちの要望は、成長するにつれてグレードアップしていくと思うので、そのうちすべてを叶えるのは難しくなってくると思います。

そこで、まず、いったんお子さまを思う気持ちは封印し、家計科目ごとに予算の振り分けをし、レジャー費の予算を決めます。

次にレジャー費の範囲内で行きたいところをお子さまと一緒に選んでみてください。

欲求に優先順位をつけて予算内でやりくりをする能力は、将来自立した人生を歩む上でも重要なスキルです。話し合いながら決めることで、お子様たちにとっても経験、これから先、要望が通らなかった時、「どうしたらいいか」と考えるようになるはずです。

ご自分の必要経費ばかり削ってしまうとストレスもたまりやすくなります。お子さまのお友達を羨ましがる声などは一旦、心に留め置いて。もう1人で悩む必要はないので、これからは予算内でどうやってレジャーを楽しもうかを家族で考えてみて下さいね。


◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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