【私たちの穴がうまらない件】もう何年もシテない…!満たされない体と心の穴の行方【女のレス放談(1)】

#くらし 

「人間の三大欲求、食欲・睡眠欲・性欲のうち、食事と睡眠グッズはいろいろ試せるのに、どうして性欲だけは“手持ちの駒=夫”だけで満足しなきゃいけないの?」

心と体にぽっかりとあいた、満たされない「穴」はどうすればいい?


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“レス”夫婦のすれ違いを、リアルにほろ苦く描いた連載で大反響を巻き起こした話題のフィクションコミックエッセイ『私の穴がうまらない』。

2月28日に待望の単行本化を果たした、著者で漫画家&イラストレーターのおぐらなおみさんに今回、特別にインタビュー! 担当の名物編集者・松田紀子さん(元レタスクラブ編集長/現・ファンベースカンパニー) も交え、物語の誕生秘話から「女の性欲」「うまらない穴」について語りつくす全3回【女の性欲放談】、今回は1回目です!


「私の穴がうまらない」の穴とは


--まずはおぐら先生の著書「私の穴がうまらない」ですが、本のタイトルにドキッとさせられますよね。すぐに決まったんですか?


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おぐら◆「『セックスレス』というテーマで描きたいと考えた時に、体そのものというより、心の虚しさを表現するのは穴とか、隙間とか、そういう言葉だなと思って。『穴』は女性の性の象徴でもありますしね。

友人に話してみると、最初はみんなギョッとしていましたが、これは『心の穴』の話なんだよ、と説明すると納得してくれたんです。とにかく『穴』は入れたかったんですよね」


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松田◇「『私の穴』だけより、『うまらない』と入れたほうが、直接的なイメージがソフトになるというか。それでこのタイトルに決まりました。あまり悩まずに決まりましたよね」


おぐら◆「表紙も、穴にはまっている主人公を描きたかったんです。この絵でこのタイトルだと、『どんなすごいことが描いてあるんだろう!?』と、みんな思うみたいなんですけど(笑)」


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10年20年レス夫婦も…とにかく誰もセックスしていない!


--なぜセックスレスを描こうと思ったんですか?


おぐら◆「もともと不倫、更年期、セックスレスというテーマはずっと描いてみたいと思っていたんですが、私くらいの年齢になって、周りの女性と話をすると、とにかく誰もセックスしてない!


下手すると10年、20年していないんですよね。夫婦ってこれでいいのかな、と思ったんです。

みんな大なり小なり悩んでいて、なんとかいい方向に向かいたけれど、今さらどうやってきっかけを作ったらいいかわからない。なら、漫画のテーマにしたら面白いな、と思って」


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--オープンに話しづらいですし、複雑なテーマでもありますが、漫画というのが、いやらしくなりすぎずにいいですよね。あっという間に読んでしまいました。


おぐら◆「当初はレタスクラブで描くつもりじゃなかったんです。『これはもめるぞ!』と思って(笑)。

でも、レタスクラブはお料理などを紹介しているので、食べることも、セックスも同じ『生きること』に欠かせない要素なので、ここで描けて結果的にはよかったかなと思っています」

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松田◇「読者ターゲットどんぴしゃですよね! 結婚して、子育てして、ベテランのママたちが読む雑誌なので」


おぐら◆「夫婦でセックスをしていることがもはや普通ではないんですよ。

してないほうが当たり前。でも、それじゃ嫌だよね、ってみんな思っているんですよね」


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妻が『やりたがっている』ことを一番知られたくないのは夫!?


--レタスクラブニュースでも読者コメントの書き込みが止まないのですが、読者からはどんな感想が届いていますか?


おぐら◆「一番多いのは、『今まで誰にも言えなかったけど、私もそうです』『ここに仲間がいました』という感想でした。

誰にも言えないというのが、この悩みを深くするポイントなんだな、と感じましたね」


松田◇「主人公のハルヒは夫にも言えなかったですもんね」


おぐら◆「セックスしたい、という気持ちを妻が思っているということを、一番知られたくないのが実は夫なんじゃないかと思うんです。

夫婦も長くなってきて、『家族』として日常の生活が続いている中で『妻がやりたがっている』と思われるのって、すっごくイヤなんじゃないか、って。

すました顔でいて、性のことを知られたくない。で、言えずに独りで抱え込んでしまうから、また解決への道が遠のくという」


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--確かに…!この作品は夫婦の空気がとってもリアルなんですよね。妻のどうにもならないモヤモヤした日常や、全く気にしていない夫の日々を描いていて。何か大きな事件が起こるわけでもないので、漫画で表現するのって難しいと思うんですけれど、そのあたりはどうでしたか?


おぐら◆「同じ大きさの4コマが続いていくので、ドラマチックなことは描きづらいんですけど、だからこそ、かえって日常を淡々と描写できたというか。そのほうがリアルですよね」


松田◇「日常はそんなにドラマチックじゃないですから」


おぐら◆「こういうスタイルで描くのは初めてだったんです。

この決まった大きさのコマに描けることってどうしても決まってくるので、ある意味、挑戦でしたが、面白かったですよ。どうやってうまく1話にまとめるか、次の話につなげるか、と日々考えながら描いていました」


松田◇「連載中の反響としては、まるで水を打ったような静けさでした。でもアンケートの評価はいつも上位だったんです。一見『性に興味ないです』という感じの方にも、実は真っ先に読んでいただけているというか…。

誰にも話せないし相談できないのが『夫婦のセックスレス』の問題なんだと思います」



>>続く



取材・文=岡田知子(BLOOM)

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「人間の三大欲求、食欲・睡眠欲・性欲のうち、食事と睡眠グッズはいろいろ試せるのに、どうして性欲だけは“手持ちの駒=夫”だけで満足しなきゃいけないの?」

職場の同僚のこの言葉は、フリー編集者のハルヒの心に深く突き刺さる。
実は彼女は、夫と何年も“レス”状態を抱えていて……。

心と体にぽっかりとあいた、満たされない「穴」はどうすればいいの?
大人の“レス”をほろ苦く描く、フィクションコミックエッセイ!


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