家が欲しい。頭金0円、家賃並みの支払い…って本当でしょうか?【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は家を購入したいけれど支払いが不安だという「おにっこ」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

おにっこ(33歳女性)

肌の衰えに打ち勝つ方法を日々考えています。シミが増えるのが辛いです。

お悩み相談


幼稚園と未就園児の子どもが2人います。

現在はアパート暮らしですが、子どもたちが騒いでしまい、周りの家へ迷惑をかけてしまいそうなので、そろそろ家が欲しいと思うようになりました。

夫と2人でチラシやインターネットを見ているのですが、「頭金0円、家賃並みの支払いで家が買える!」と書かれています。

しかし、初期費用だけでも、登記費用や仲介手数料がかかってくると聞きます。本を読んでいたら、諸費用が家の総額の10~20%と書かれており驚きました。

また、年間の支払いでは、固定資産税や火災保険などがかかってくると思います。

そして、それだけでは済まず、10年後には外壁塗装をしなければならなかったり、水道のトラブル一つでも、業者に頼まなくてはいけません。30年後になってくれば、リフォームも必要になってくるでしょう。

そんな風に考えると、家賃並みの支払いで家が買えるのは「嘘なのでは?」と思ってしまいます。

そこで疑問なのですが、実際のところ、家を買うには家賃+いくらぐらいを見込んだほうがよいのでしょうか?

現在住んでいるところで家を買うとなると、今支払っている家賃+最低1万5千円の額が月々のローン支払い額になると思います。家賃がまったく負担になっていない状態なら、ローンを組むのも怖くないのですが、月々の家計が赤字になることもあり、ローンが今の家賃より更にかかってくるとなると、負担になります。

あまりに高いようなら、一生家を持たない覚悟を決めなくてはいけないかもしれません。

家庭それぞれで違うでしょうが、平均的な額などを教えていただきたくよろしくお願いいたします。

ちなみに購入したい家は戸建てで、中古住宅か格安の建売で考えています。土地からの注文住宅は予算オーバーなので考えておりません。

平均は+20~30%。十分な計画と工夫が不可欠です


マイホームは一生のうち1、2を争う大きなお買い物ですから、せっかくなら少しでも良いものを、と考えちゃいますよね。

でも、ご推察どおり、家を買うのに必要な費用は土地や建物の価格分だけではありません。

具体的な金額は個々のケースで大きく異なりますが、月毎の住宅関連費はローン月額+20~30%程度はかかると見ておくべきでしょう(できれば一般的な割合を参考にするよりも、候補の物件の諸費用や税金などについて事前に具体的な金額を確認してください)。

頭金なしでローンを組むのであれば月額自体も重くなるはずですので、現状に余裕がないということであれば物件の価格自体をかなり低めに抑える必要が出てきます。

ただ、だからといって必ずしも購入をあきらめなければいけないわけではありません。

住宅関連費を抑えるには、

・10~20%分の頭金を用意する

・ボーナス併用払いを利用する

・中古住宅なら修繕やリフォームの必要性が少ないものを選ぶ

などの方法もあります。

また、住宅関連費以外の家計項目(特に固定費)を見直すことで、相対的に住居にかけられる予算を増やすという手も。

せっかくのマイホーム購入を後悔の種にしてしまわないためには、事前の調査と計画が不可欠です。

まずは住宅購入に関する情報を集めつつ、頭金の積み立てを兼ねて家計のスリム化からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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