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子供が小学生にもなると、細かい行事や授業も増え、家庭で用意する持ち物もたくさん。
常に学級便りと連絡帳からの情報はチェックしなければいけないが、子供がお手紙を出し忘れたり、情報がイマイチ薄い時もあるので要注意!
「お泊まり行事があるため、保険証のコピーを1週間以内に提出」など簡単なほうだが、期限に余裕があるとつい忘れたりするし、ミッションも少しずつ複雑になっていくのでうっかりしていると「裁縫道具を購入し〝まち針1本1本〟まで全て記名して持参」とか「稲を育てるため1.5Lバケツをフチに記名して持参」など急には対応が難しいものも出てくるので、本当に気が抜けない。いきなり「ボロ布4枚」を要求されることもあり、
「ボロ布。ボロ布って? 家にボロ布なんかないぞ……今から作ればいいのか?」
とよくわからんことを考えることも。
日々、そうやって気を付けていても、いつかやってくる恐怖の当日朝の申告。「行ってらっしゃい。え? 持ち物今日までのやつあるの? 何? ……牛乳の空き箱3つと、ラップの芯?」。家族みんな白目で牛乳一気しつつ、ラップを長芋に巻き巻きするという異様な光景が繰り広げられないためにも、こまめに情報の連携を取りたい。
◆チクチク縫い物と名前書き

学校用のぞうきんにゴムを縫い付けたり、体操服や水着にゼッケンを縫い付けたり、運動会のヨサコイソーラン節の法被を縫ったり、エイサーのターバンを縫ったり、取れかけたシャツのボタン付けに、靴下の穴、上履き袋に手提げバッグの修理!
子供がいると、とにかく縫い物が多い!!
帽子のゴムの交換も大事な仕事。子供は通学帽や赤白帽のゴムをなぜか、噛み噛みしちゃったり、ビヨ〜ンと伸ばしてみたり、ブンブン振り回してみたりしちゃうので(怒)、すぐに伸び伸びになってしまうのです。できたら見て見ぬ振りしてしまいたい!
しかし、我が子のアゴの下にブラブラ揺れるビヨンビヨンのゴムを見ると、放置しているのが恥ずかしい。「この子、噛むタイプなんです」と宣伝してるようなもんやん。
縫い替えできるのはたいがい夜なので、眠い中、チクチク。肩はガチガチ、目はショボショボ。もう疲れで針の穴もよく見えませんわ。持ち物への〝名前書き〟だって意外と重労働。なんでもかんでも名前名前! 全ノートに全えんぴつ、消しゴムに定規に上履き……年度始めはもう書きすぎて「あれ? こんな名前だっけ? なんかよくわからんようになってきた」とゲシュタルト崩壊するくらい書くのだ! 地味だけど、愛情たっぷりで時間と気力が相当必要な作業。だけど結構しんどい割に、当たり前すぎて誰も家事だと気付かないのが寂しいところ!
>>続く

著=野々村友紀子、イラスト=とまぱん/「夫が知らない家事リスト」(双葉社)
Information
『夫が知らない家事リスト』
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2丁拳銃の修士を夫に持ち、今では度々テレビで最強妻として登場する野々村友紀子さんの著書。
『今夜くらべてみました』他、多数のメディアで取り上げられる「夫に突きつけた家事リスト」から、夫が気づかない家事のあるあるエピソードを、著者ならではの辛口文章と、ゆるっと笑えるイラストで綴るエッセイ本。巻末にはフットボールアワー・後藤輝基さんとのおもしろ対談を収録!
▶Twitter:@shuji_no_yome
▶Instagram:@nonomura_yukiko
▶blog:野々村友紀子の目から血出るくらい読んでブログ
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