まだ言葉が得意でないお子さんとのコミュニケーションに役立つ『せいかつ絵カードずかん』

#育児・子育て   

子どものことを一番に理解しているのは身近にいる家族。でも、保育園などで家族以外の人と過ごす時に、幼い我が子が自分の体調や感情をうまく伝えられているかな?と不安になることもありますよね。そんな時に活躍する『絵カードずかん』をご紹介します!

みなさんは、『絵カード』をご存じですか? その名の通り、感情や物の名前など子どもの日常生活に身近な物事をイラストと文字で表したカードのことで、記憶力や集中力を高めるフラッシュカードとは違い、お子さんと保護者の生活を手助けするためのカードです。

今年3月に発売された『せいかつ絵カードずかん』は、イラストレーター・カモさんのほがらかでかわいいイラストに子どもの発達支援のプロである岩澤寿美子氏(公認心理師・臨床発達心理士・精神保健福祉士)が使い方のコツを解説しています。

どんな絵カードが掲載されているのか具体的にご紹介しましょう。例えば、本の一番最初に登場するカードは「気持ち」。「うれしい」「かなしい」「こわい」「どきどき」「はずかしい」「つまらない」など、まだ言葉をうまく話せない子どもの気持ちを代弁するのに役立てることができます。

「できない」や「たすけて」というカードもあり、ご家庭を離れた幼稚園や保育園などで大人に助けを求めたい時に「困ったことがあったらこのカードを先生に見せてね」などとお子さんに伝えておくという活用方法も(お子さんにカードを示された時の周りの大人の対応は事前に相談しておきます)。

 


もっと簡単に、便利に使えるのは物の名前とイラストが書いてあるカード。「身支度」のカテゴリーには「しゃつ(シャツ)」「ずぼん」「すかーと(スカート)」「ぼうし」など毎日身につける物のカードがあるため、タンスに貼っておくと、お子さんが自分の着替えを自分で取り出しやすくなります。いつも帽子を忘れてしまう子には、玄関のトビラに「ぼうし」のカードを貼っておくと忘れ物防止にもなります!

【画像を見る】すぐに使えるかわいい絵カードをたっぷり528枚収録!


この他にも、お子さんに危険なところへ近づかないように伝える「防災・安全」のカードや時計を読む練習ができる「時間・時計」カード、お子さんが大好きな電車や消防車などのイラストが描かれた「のりもの」カードなど、28カテゴリー・528枚のカードを掲載。カテゴリーごとに使い方やポイントが紹介されているので活用は無限大です。

「まだあまり話さない小さい子どもが何を考えているのか知りたい」「語彙力や表現力が豊かな子に育ってほしい」というママ・パパは手にとってみてはいかがでしょうか。時に、イラストが悶絶するほどかわいいのでお子さんとパラパラ眺めているだけでも楽しいですよ。個人的にいち押しなのが「はだかになる」「はこぶ」「おでかけ」のカード。足をヒョイッと上げているキッズのイラストがかわいすぎます。

 


文=須川奈津江

著=絵:カモ、監修:岩澤寿美子/「せいかつ絵カードずかん」(KADOKAWA)

【著者プロフィール】
カモ
山口県生まれ、埼玉県育ち、現在東京都在住。
広告制作会社でグラフィックデザイナーとして勤務のちイラストレーターとしてフリーに。『ボールペンでかんたん!プチかわいいイラストが描ける本』(メイツ出版)や『だれでも簡単&かわいく描ける!カモさんのボールペンイラスト』(NHK出版)、『カモさんのイラストカードまるごとBOOK』(新星出版社)など著書多数。保育雑誌『Pot』(チャイルド本社)の表紙イラストや教科書の挿絵なども制作している。イラスト講座やイベントは日本だけでなく海外でも人気がある。

岩澤寿美子
臨床発達心理士、精神保健福祉士。清瀬市子どもの発達支援・交流センター とことこのセンター長を務める。発達について不安に感じる保護者へ相談指導や子どもへの療育指導を行ったり、幼稚園・保育園・小中学校などで巡回指導を行ったりしている。

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絵カードとは、小さなお子さんに教えるのが難しい言葉を伝えたり、生活習慣を身につけるのに役立つカードのこと。
すぐに使えるかわいい絵カードをたっぷり528枚収録。
親子でパラパラめくるだけでも楽しく、発達支援の手だてとしても活用できます。

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