今こそあなたにとって本当に大切なものがわかる!〝神〟収納術の中山さんオススメ 1日1回ものと向き合う「捨てゲーム」
中山さんのツイッターで「ミンズゲーム(下記参照)やってます」というのを見て、私のように捨てるのが苦手な人でも続けられる方法はないか、と中山さんに相談して生まれたのが「捨てゲーム」です。
このゲームのいちばんよい点は、「これは本当に必要かな、大切かな」と1日1回、ものと向き合う習慣がつくこと。
本当に大切なものに囲まれた暮らしを目指して、一緒に始めましょう!

教えてくれたのは▷中山真由美さん/整理収納アドバイザー。
『レタスクラブ』の不定期連載「集めすぎる人たちの〝神〟収納術」では、元片づけられない人ならではの収納テクニックが人気。
2020年1月にRitta Stanza(やさしい空間)を立ち上げ、一人一人の心に寄り添うお片づけを提案。
何から手をつけていいか分からない人に必要か不要かを毎日見直す習慣がつく方法を考えました!
捨てゲームとは、月初から始めて、1日に1つ、2日に2つ……と1日1つずつ捨てるものを増やし、1カ月間で496個を捨てられる〝ミンズゲーム〟を、『レタスクラブ』が初心者用にアレンジしたもの。
「ものと向き合うと本当に必要か、大事か、見極められます。
捨てるのが苦手で、ごちゃごちゃした部屋に悩んでいる人は、ぜひ気軽に挑戦してみて!」(中山さん)
1日1回ものと向き合う習慣を「捨てゲームのルール」

▷1 1日目は1個、2日目は2個…と捨てる数を1つずつ増やしていき、1週間で計28個捨てる
▷2 文房具、キッチン用品…など1ジャンルを捨て続ける
▷3 同じものが5個以上あるなら「1個」としてカウントする
* * *
レベル1▷「あふれかえって困るものナンバー1 」 1週間で文房具を攻略!
「捨てゲーム」をやりやすいものからレベル順でご紹介。
まずはトレーニングも兼ねてあふれがちな文房具から!
1週間、どこからどんなふうに手をつけたらいいか中山さんが詳しくレクチャーします!
◆スタート!!

ふだん使っているものから見直しましょう!
◆1日目は1個→「明らかに使えないもの」
・1個目…書けないペン(複数あるときは「5個以上で1個」とカウント!)

もう使えないものは、いちばんハードル低く捨てられます。
文房具なら書けないペンがまさにそれ。
「1本ずつ書けるかチェックして、書けないものは迷わず処分。
書けるペンであったとしても、もう使わないと思えば手放して」
◆2日目は2個→「使い込んでボロボロのもの」
・1個目…ボロボロの消しゴム
・2個目…芯が丸くなったちび鉛筆(芯が丸まっていないものだけ残して、芯が丸くなったら捨てることに)

「かろうじて使えるけれど、ボロボロならもう役目を果たしたも同然。
もう削れないちび鉛筆は芯の先が丸いもの、消しゴムは小さすぎて消しづらいものは捨てましょう」。
残す数を決め、捨てる基準を明確にすると◎。
◆3日目は3個→「ノベルティーでもらったもの、使いづらいもの」
・ノベルティー、B5のクリアファイル3枚

趣味に合わないものや使い勝手が悪いものは、残しておいても使う機会が少ないはず。
「ノベルティーなどでよくもらうクリアファイルは、気に入らない絵柄があるものや小さくて使えないB5サイズを処分しても、シンプルなA4サイズがあれば困りません」
【こんなものなら捨てられるかも!?文房具リスト】
□もらったメモ帳や付箋
□数枚使って余った封筒
□たまったクリップ
□インクが出ないボールペン
□使わなくなった画びょう
□昔使っていた竹の定規やコンパス
□使っていないレターセット
□劣化したセロハンテープ
□少しだけ中身の残ったのり
□歯がさびてしまったカッター
◆4日目は4個→「なぜか2つ以上あるもの」
・1個目…柄が好きじゃない付箋
・2個目…古いほうのホッチキス
・3個目…中身が少ないのり
・4個目…インクの少ない筆ペン

使用頻度が低いものは、1つあれば充分。
「のりやホッチキスなど複数ある場合は間引きましょう。
古いものや中身が少ないものを処分して。
長さの違う定規など、用途が異なる場合やよく使うものは残してOK」
◆5日目は5個→「ついつい集めてしまうもの」
・1個目…シール
・2個目…マスキングテープ
・3個目…シール
・4個目…便箋
・5個目…ポチ袋

用途が決まっていないのに、ついつい集めてしまうものも要チェック。
「シールやマスキングテープなど、コレクションしているなら問題なし。
でも特にこだわりがないなら見直しを。
意外と必要ないかもしれません」
◆6日目は6個→「いよいよあかずの引き出しに手をつけよう!」
・1個目…郵便番号が5ケタの封筒
・2個目…劣化したセロハンテープ
・3個目…書けないペン

・4個目…古いのり
・5個目…カラフルで使いにくいピン
・6個目…書き損じハガキ

捨てるものが尽きたら、ふだんあけない引き出しを確認!
「劣化したセロハンテープや郵便番号5ケタの封筒など、あかずの引き出しにあるものはほぼ不要なはず。
切手つきの書き損じハガキは郵便局へ」。
ちなみにここで7個以上捨てたくなっても翌日に持ち越すのが、リバウンドしないコツ!
【つらくなってきたら…】

「ゲームだからこそ、思い詰める必要なし!
家族にゲームをやることを打ち明け、一緒に楽しんでしまうのが一番。
捨てられるものはない?と声をかけて、助けてもらいましょう」
◆7日目は7個→「1年以上使っていないもの」
・未開封の文具7個

文房具に限らず、1年以上使った記憶がないものは今後も使わない可能性大。
「未開封であっても古いものは劣化しているかも。
直近で使用する予定がなければ手放してもよさそうです。
もしほかに使ってくれそうな人が思い浮かぶなら、譲るのもおすすめ」
レベル順にトライしてみよう!
◆レベル2▷「キッチン用品・食器」

文房具の次に手をつけやすいのがキッチン用品。
「食器や調理器具は、必要なものだけを残すことで家事がぐっとラクになります。
まずは賞味期限切れの食材からチェックしていきましょう。
あとは文房具と同様、古くなったものや使いづらいもの、複数あるものや1年以上使っていないものなどを中心に手放して。
シンク下収納の奥はあかずの場所になりがちなので、ここも必ず確認を」
【こんなものは捨ててOK!】
・賞味期限切れの食材
・数が揃っていない食器
・もらいもので好みではない食器
・使いにくい調理器具
・数回使って出番のない調理家電
・いつ買ったか分からない洗剤類 …など
◆レベル3▷「書類・紙類」

書類や紙類は、毎日必ず1枚は増えていくもの。
減らすことを心がけないと、あっという間にごちゃつきの原因に。
「書類と紙類を攻略するだけで、部屋の見た目がかなりすっきりするはず。
手っとり早く捨てやすいのはレシートやDM。
子どもの学校や塾のプリントは定期的に見直して不要なものは処分して。
年金や保険関連の通知の書類は、最新のものだけ保管すればOK」
【最新だけ残し、あとは処分!】
・レシート
・学校や塾のプリント類
・お店のチラシ&宅配メニュー
・旅先のパンフレットやチケット
・取扱説明書や保証書
・年金&保険関連
・何年も前の医療費の領収書 …など
◆レベル4▷「服・ファッション小物」

「服やファッション小物は、夫や子どものものではなく、判断しやすい自分のものから手をつけるのがポイント。
壊れたり劣化したりしているもの、サイズが合わないものは迷わず手放せるはず。
迷った場合は、どのくらい身に着けていないか、今の自分に似合っているかなどを考えてみて」。
クローゼットやげた箱はものが減ると格段に使い勝手がよくなるので、やる価値あり!
【迷わず処分していいのはこれ!】
・2シーズン以上身に着けていないもの
・サイズが合わないもの
・壊れている、劣化しているもの
・流行が過ぎ去ったデザインのもの
・着心地の悪いもの
・似合わなくなってきたもの …など
1週間×4=1カ月記録するのが続く秘訣!
捨てゲームのモチベーションをアップさせるためには、記録に残すことが大事。
下の表と塗り絵をどこかに貼って活用したり、SNSに投稿したりと、ぜひ「見える化」してみて!

◆♯レタスの捨てゲーム ハッシュタグをつけてSNSに投稿しよう

捨てたものをインスタグラムやツイッターに投稿し、少しずつすっきりする様子を記録しませんか?
一緒に挑戦する人の様子も見られて励みにも!
【レタスクラブ編集部】
Information
中山真由美さんHP『Ritta Stanza(やさしい空間)』
中山真由美さんYou Tubeチャンネル『プチッとお片づけ!』
▼マンガでわかる 散らからない仕組み(著=フクチマミ 監修=中山真由美 :主婦の友社)▼
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