手作りマスクに接着芯、安全性は大丈夫?メーカーに聞いてみた

#くらし   
 


新型コロナウィルスの影響でマスクの品薄状態が続き、TwitterなどSNSを中心に、ネット上ではマスクに関する情報が絶えず話題になっています。

そんな中でも、最近は手作りマスクが人気。もともとハンドメイドが好きな人も、この機会にハンドメイドを始めたという人も、自作する人が多いため材料のガーゼやマスクのゴムも品薄になるほどの勢いです。

「#手作りマスク選手権」「#自作マスク」といったハッシュタグで手作りマスクを紹介し合ったりと、SNSも盛り上がっています。

そんな中、マスクを手作りする際に、布だけで作るよりも手軽に形を整えることができると「接着芯」を使用したマスクが話題です。

「接着芯」とは、アイロンで簡単に接着できる芯地のこと。手芸店はもちろん100均でも入手可能な手芸アイテムです。

レタスクラブニュースでも、先日『家庭科2だけど簡単!MYマスクを作ってみた』という記事をアップしました。SNS等で話題になっている接着芯を使用したマスクを手作りしてみた、といった趣旨の記事です。

すると、読者の方より、この接着芯に使われている物質が、吸い込むと人体に有害である可能性を指摘する声が寄せられました。

そこで、接着芯を製造しているメーカーおよび販売している会社に電話で問い合わせたところ、社名は伏せて欲しいということではありましたが、以下のように回答をしていただけました。

A社「樹脂の種類によります。使う樹脂の種類によってはホルマリンが含まれていることがありますので、オススメはできません」

B社「接着芯の接着材として使用している樹脂はマスク用に開発したものではないため、吸引しても問題ないというエビデンスがとれておりません」

このように、接着芯に使われている樹脂はさまざまで、一概に「安全」「危険」とは言えないため、「マスクへの使用はオススメできません」とのことでした。

一部の接着芯に使用されているEVA樹脂は、子どものサンダルやおもちゃ、スタイなどにも使用されています。とはいえ、こちらも口に直接つけるマスク用として開発されたものではないので100%安全とは言えません。

樹脂の特性は素人にはなかなか判断がつかない面が多く、ものによっては安全性が保障されていないと言われている以上、マスクへの使用は極力控えた方が無難かもしれません。

取材、文=水音(月乃雫)


月乃雫

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