相続モンスター⁉ 母親が他界しても涙ひとつ見せない恐ろしい義姉【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は義姉に困っている「しょこ」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

しょこ(50歳女性)

夫、子ども3人の5人家族。義母が他界したことから、義姉の相続欲のすごさにウンザリしています。

お悩み相談


わが家は主人と3人の子どもとの5人家族です。近くに住む義父母が持つマンションに住んでいます。

義父母はとても良くしてくれ、子ども達の教育費など、いろいろな面で援助をしてもらっていました。数年前、義父が胃ガンを患ってからは、主に私が義父の介護やマンションの管理をしています。

主人の姉は近県にいますが、滅多に実家には顔を出しません。

義父がガンになっても、一度もお見舞いに来たことはありませんでした。

入退院を繰り返す義父、そのような状況の中、元気だった義母が突然他界してしまったのです。

私たち家族で看取り、病室で悲しみに暮れているところに、義姉がやってきました。そして、一言。

義母に軽く手を合わせ終わった途端「お父さんは遺書を書いてあるのか?」と…。

実母が亡くなったのに涙ひとつ流さず、義姉の口から飛び出した言葉に私たちは驚きで唖然としました。

私たちの沈黙している雰囲気にも動じず、義父母の財産分配の心配を話し続ける義姉。さすがに主人が「母さんが亡くなったばかりで、よくそんな話ができるよな。葬式が済んで落ち着いてからゆっくり話せばいいだろう」と怒りましたが、まったく聞く耳を持ちません。

そして「自分達夫婦は子どもがいないから、両親から何も援助してもらえなかった。今まであんた達は散々援助してもらったし、マンションも住まわせてもらってるんだから、父さんが遺書を書いていないなら、私が分配を決めるから」と言い出す始末です。

そして、義兄と2人で実家に上がり込み、義父母の預金通帳や家や土地の権利書などを漁って持って帰って行きました。

その後、葬式が終わったその日に義姉から「マンションは不動産会社に売ることにしたから、あんた達にも出ていってもらいたい」と告げられたのです。

主人と私は義父母から「自分たちが死んだら家は売ってしまって構わないが、マンションだけは残してお前達が守ってほしい」と言われていたので、どうにかマンションは自分達で守りたいと思っています。

どのように相続モンスター化した義姉を説得したらよいか悩んでいます。

早めに相続の専門家に相談しましょう


よくしてもらったお義母さんが他界され、大変悲しい思いをされていらっしゃることでしょう。そんな中、それまで介護やマンション管理に携わってこなかった義姉夫婦が、一方的に財産分与を決めてしまうという状況は受け入れがたいものですね。

また、相続の問題で親族間で揉めるのは気がすすまないことでしょう。

相続トラブルに関しては、まず法律の専門家に相談されるのがよいかと思われます。

専門家に相談することで、適切な財産分与のアドバイスをもらうことができ、親族間での問題を穏便に納めることができるものです。感情的になってしまいやすい親族同士で話し合うよりも、間に第三者に入ってもらう方がよいかもしれません。

お義母さんも、家族間で揉め事になることは望んでおられないはずです。大きく事が進む前に、専門家に相談されるのをおすすめします。

◆回答者プロフィール

白蓮千沙(はくれん・ちさ)

1977年生まれ。日本プロカウンセリング協会1級心理カウンセラー。有保育士免許。

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