14年前に無理して購入した一軒家。今、ローンが苦しくてなりません!【お悩み相談】

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回はローンに苦しんでいる「さくら吹雪」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

さくら吹雪(46歳女性)

同い年の夫と小学生2人、中学生1人の子どもがいます。

お悩み相談


結婚してしばらく社宅住まいでしたが、社宅制度が廃止となったので一軒家を購入しました。32歳のときです。

まだ子どももいなかったのですが、子どもが生まれると想定して間取りを決めました。当時は共働きでしたし、子ども生まれても働き続ければいいと思い、金銭的に無理して購入しました。

今となっては後悔しています。なぜなら今現在の暮らしが苦しいからです。

その後、子どもは3人生まれました。私も専業主婦になりました。子どもはかわいいですし毎日賑やかで楽しいのですが、子どもにかかるお金は莫大なものです。

まだ小学生と中学生ですが、これからもっと教育費がかかると思います。子どもが小さいうちはパートをせずに生活していましたので、貯金も減る一方でした。

下の子が小学生になったときに、やっとパートを始めましたが、収入は4万くらいの微々たるものです。

組んだときは月に14万円だったローン。1人目の子どもが生まれた頃にローン組み換えをして、ローン期間を伸ばして今現在は月10万円です。

3人の子ども達の習い事代も高く、毎月ギリギリの生活でとても貯金ができません。

夫は会社員で毎年2回のボーナスはありますが、今後どうなるかは分かりません。夫も頑張ってくれているので感謝していますが、お互い将来のお金の不安でケンカになってしまうこともあります。

また、築14年目となり、屋根や壁の老朽化が気になるのですが、修繕費にかけるお金などとてもありません。一軒家は修繕費もこんなに必要なのかと今更驚いています。

子どもの習い事も安いものを選んでいますし、服はフリマで購入です。まだ小学生の子たちは小さいのでフリマの中古でも喜んできてくれていますが、中学生の子はおしゃれをしたい年ごろとなりこだわりも強くなってきました。

子ども達に我慢させたくなくて自分にかけるお金は極力節約しています。それがストレスとなってイライラしてしまうときもあります。

いっそのこと家を手放し、安いアパートなどに引っ越して金銭的に余裕のある生活をしたほうがいいのでしょうか? どうすればいいでしょうか?

ローン組み換えや家計見直しで地道で確実な解決を


数十年に渡ってひと月も休まず払い続けなければいけない住宅ローンは、家計への圧迫も大きくなってしまいがちですよね。

いっそ家を手放して引っ越しを、と思いつめてしまう気持ちも分かりますが、こだわりを詰め込んだ家は実は買い手がつきにくく、仮に売れたとしても現在のローン残高より高値でなければ結局差額がローンとして残ります。

条件・状況にもよりますが、修繕もままならない現状では、物件を手放すことで解決する可能性はかなり低いと言えそうです。

ここは一発逆転を狙うよりも、ローンの再借り換えや家計の見直しなど、地道な方法で少しずつ改善していくのはいかがでしょうか。

ご相談内容からすると、前回の組み換え時はまだかなり金利が高かったはず。

今は史上最低レベルの金利になっており、組み換え手数料などを加味しても月々の支払いを大きく減らせる可能性があります。

また、ローン以外の固定費についても徹底的に見直すことで、月に使えるお金の割合が大きくなり、変動費を無理に節約しなくても良くなります。

そして、ある程度余裕が持てたら、計画的な家計管理にチャレンジしてみましょう。

拝見する限り、現状はどちらかというと成り行きに任せた、その時々での対処が中心になっているようですが、安定した家計管理には正確な情報と具体的な計画が不可欠です。

最初は一般的な家計割合などの情報を参考にしながら、予算や貯蓄目標を設定しての管理に挑戦してみてください。

はじめは戸惑うことも多いかもしれませんが、これ以上「こんなはずじゃなかった」を生まないためにも、一歩ずつステップアップしていきましょう。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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