まねしたい工夫がいっぱい! 子どもが巣立ったあとも夫婦が使いやすい家


家を建てる際にインスタから情報を得たことから、「経験が役に立てば」と自身もスタートしたというkonoasa_iさん。きれいに白で統一されたインテリアの中に、アイデアが詰まったこのおうちから家づくりのヒントを探ります!

この注文住宅を設計する際に重視したのは、白い壁とキッチンの使いやすさ、ダイニングテーブルをなくしたこと。「食事も、書き物も、バイキング式のホームパーティーも、ステップカウンターでできます」。圧迫感を出さないローソファに、来客時は折り畳み式のテーブルを出す仕組み。


パントリーがないことで「逆に収納のアイデアが浮かぶ」というキッチン。調理家電やゴミ箱は、造り付けの隠す収納棚を採用してスッキリ。後から家具を買い足しちぐはぐになることも防いでいます。キッチン用品やご主人のペットボトル飲料は箱から出してそれぞれの棚に納め、ラベルも貼るひと手間をかけました。取り出しやすいと家族にも好評だそう。


娘さん2人の子どもスペース。高さが調整できる机といす、お片付けの棚のほか、パソコンもここに。「子どもが2階に個室を持ったら、夫の書斎になります」。モノを出さない主義でも、「隠すと忘れて使わなくなるから」と色鉛筆は見える場所に。家族の行動パターンを反映した整理整頓が暮らしやすさを生みだします。


ホコリや花粉を室内に持ち込まないよう、上着や帽子、防寒具、靴下は玄関で脱着するシステム。「麻ひもひとつあれば、つるす、縛るの工夫ができます」。素材や色がナチュラルな麻ひも自体もインテリアとして見える場所に置き、いつでも使えるようにしています。


季節の切り花を飾るのがお気に入り。日々の切り花や誕生日など特別な日の花束は、枯れたら捨てるのではなくドライフラワーにすれば、半年~ 1年ほど長く楽しむことができます。長女が描いた干支のイラストは額に入れてインテリアに。ルームスプレーも飾りのひとつになっています。

子どもがいると子ども中心の家づくりをしがちですが、「娘なのでいつか巣立ちます。それなら、長く住む私たちが使いやすい家にしようと思いました」とkonoasa_iさん。キッチンや洗面台の高さは大人に合わせ、娘には踏み台を用意。また、娘の食器やおやつなどの収納は低い引き出しに。「食器を出したりお弁当を自分で包んだり、お手伝いが積極的になりました」。

子どもの成長と共に収納は変わるとkonoasa_iさんの考え。「どうしたら使いやすい?」と相談しながら一緒に行うと、自主性が育まれるうれしい効果もあるそう。快適おしゃれなこのおうちは、子どもの成長を温かく支える場でもありました。

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