なぜそこにモノを置くの? 義母宅の不思議なレイアウト【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は義母さんのお家が気になるという「マチャミ」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

マチャミ(52歳女性)

今年のゴールデンウィークはゴールデン感が薄かった、と思う50代。

お悩み相談


義母は70代後半で、義父の死後、地方の一戸建てで1人暮らししています。比較的田舎なので十分な土地があり、周りも広い一軒家ばかりです。

最近カーポートを改築して、以前より広くなりました。

けれど、先日遊びに行くとそのカーポートにはプランターがいくつも並べてあり、せっかく広い駐車スペースをわざと狭くしているとしか思えないのです。

義母の車は軽自動車なので、余裕があるのでしょうが、普通車を止めるにはプランターが邪魔でなりません。

車で遊びに行くと、義母は自分の車を近所の空きスペースに移動させて、夫の車をカーポートに停めさせるのですが、そのたび私はプランターを動かさないといけないのです。

玄関までの10数メートルのアプローチにもたくさんの植木鉢が並べられ、歩くスペースが狭く、雨の日など植木に引っかかり敷石が滑って危険極まりません。

家の中も同様で、2階への階段はごく普通の幅なのですが、一段ごとに陶器の人形や花瓶が飾られ、上がり下がりするたびに落として割るのではないかとヒヤヒヤしています。

私たち家族が泊りがけで行くと、義母は2階から布団をおろすためにその階段を往復するので、ひっかけて足を滑らせるのではないかと心配で、夫に代わってさせます。

そんな夫ですら布団を抱えての上がり下がりは危険を感じて、階段に物を置かないよう義母に忠言するのですが、なぜか義母は聞く耳を持ちません。

今まで滑ったことも落ちたこともないから大丈夫だ、というのです。

いくら元気でも義母はもうすぐ80歳です。

階段だけでなく玄関までのアプローチでもこけたり滑ったりするのではないか、いくら軽自動車でもできるだけ広いスペースに余裕を持って止めたほうが…と心配してしまいます。

昔からの義母の趣味や習慣を変えさせるのは難しいと思うのですが、義母の気分を損ねることなく安心できる生活環境にするにはどうすればいいのでしょうか。

お義母様の目的を大切にしながら進めましょう


飾られている物やその場所について、お義母様とじっくりと話してみましょう。そうすれば、お義母様が飾っている目的が見えてくるかもしれません。

飾りたい物を置きやすい場所だからそこに飾っているのか、その場所が寂しいから華やかな物を飾りたいのか。

飾る物のためであれば、飾る場所をほかにつくりましょう。

階段に飾られている人形や花瓶は、頑丈な雛壇型の棚に飾ることを提案してみてはいかがでしょうか。プランターも、軽い素材のものや、つるすタイプのものもあるので、より安全な方法を話し合ってみましょう。

カーポートや階段を華やかにしたいのであれば、壁や床などの平面を装飾するステッカーや壁紙などを紹介してみてはいかがでしょうか。

おすすめの商品画像、洗練されたアプローチやスッキリしたインテリアの写真などを用意して、お義母様と一緒に眺めながら話し合うとイメージが湧きやすいかもしれません。

◆回答者プロフィール

海野 雪(うみの・ゆき)

上級心理カウンセラー(日本能力開発推進協会認定)、不登校児童対応アドバイザー(全国webカウンセリング協会認定)など、心理系・教育系を中心に多様な資格を有する。200名以上の相談対応実績あり。

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