光熱費に無頓着な父。注意したら大喧嘩に!どう言えばいいでしょうか?【お悩み相談】
お悩み相談
同居をしている75歳の父のことで悩んでいます。
父は団体職員をしていましたが、去年の秋、完全に退職しました。仕事をしている間は帰宅する時間が遅く、休みの日も仕事の事や遊びで出かけることが多い人でした。
退職してからも、趣味の植木や友達と遊びに行くなどして、日中家にいる時間は少なく過ごしていました。
でも、この頃、コロナの影響でほとんど自宅にいるようになって、目につくことがあります。
節電・節水を気にしないのです。
エアコンは一番電気代が高くなる使い方をするし、歯を磨いている間は水を出しっぱなし。
暑がりで寒がりの父は「ちょっとの時間だから」と、窓を開けたままでエアコンを30分ほど運転をさせては切るという使い方もします。
その使い方が一番電気代がかかるからと説明してもやめてくれません。私の足音を聞いて「ピッ」とエアコンを切る音がするとムカっとします。
それでも今までは目をつむってきましたが、先月の光熱費の金額を知って、さすがに黙っていられなくなりました。今の意識のまま続けられては家計に大きく響きます。
エアコンの使い方はもちろん、電気と水道代を意識してくれるように具体的にいくつか注意をしました。
しかし、もとが我儘なせいか、まったく変わってくれません。
私達も普段より気をつけているのにと思うと無性に腹が立って、先日、とうとう大喧嘩になりました。
微々たる節約にしかならないのに面倒くさいというのが父の言い分です。微々たることの積み重ねで工夫しようという私の言い分とは真逆なので、売り言葉に買い言葉の応酬でグチャグチャになって終わりました。
いつもならあとを引くことはないのですが、今回は派手にやっただけに、その日から一切口をきいていません。
うるさく言ってまた喧嘩をしたくないけれど、必要でもあるし、やはり父にも工夫をしてほしいです。
同じように注意をしても無駄だと分かるものの、どう接して何と言えば良い方向に向かうでしょうか。
節約の先にあるメリットに目を向けましょう
お父さんにわかってほしくて伝えようとしたところ、大喧嘩になってしまったのですね。
家計のためでもある節約に協力してくれない状況は、努力しているほうからすればイライラの原因になってしまいますよね。
まずは、エアコンの運転方法による金額の違いや、水を出しっぱなしにした場合の水の量と料金を具体的に数値化してみましょう。
少量であっても積み重なると月や年間どれくらいになるのか換算し、それが節約できたらその分をこんな風に使えるというシュミレーションまであるといいでしょう。
少し気をつけるだけで、いいことが起こるという実感がもてれば行動は変わるものです。
しなければならないという義務感よりも、気をつけて節約したらできる楽しみや、今のめんどくささ以上のメリットをお父さんに感じてもらえるといいですね。
◆回答者プロフィール
白蓮千沙(はくれん・ちさ)
1977年生まれ。日本プロカウンセリング協会1級心理カウンセラー。有保育士免許。
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