私の月給以上!? 趣味の庭いじりに豪快にお金を使う父に困っています【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回はお父様に困っている「とろりん」さんのお悩みです。


◆相談者プロフィール

とろりん(45歳女性)

両親と同居している会社員です。

お悩み相談


同居している78歳の実父のことです。

勤めていた会社の役員などをしていた父。75歳で完全に退職したあとの趣味は庭いじり、特に植木です。

この3年間で柿やキウイフルーツなど実のなる木から、ハナミズキ・サツキのような花を楽しめる木まで何本も新たに植えました。もともと植わっていた木もあり、剪定や消毒などの手入れに年に2回職人さんを入れています。

以前は手なぐさみに多少は手入れも父が自分でしていましたが、高齢でもあり、全部を職人さんに頼るようになりました。

でも、木が増えたこともあって、金額が半端ではありません。

45歳の私の月給以上かかるのです。

それが年2回あるだけでも大変なのに、勝手に新しい植木を注文してしまいます。すでに庭がうっそうとしてしまっているのにお構いなしです。

ある日突然、植木が増えるのです。そのつど「相談して」と頼むのですが、ほかのことと同じように知らん顔でわが道を進んでいます。

去年あたりから、帰宅して木が増えていると、無性に腹が立つようになりました。

さらに、植木と庭いじりのための買い物の仕方にも腹が立ちます。

手入れの道具や殺虫剤などを買いまくっては半分は放置しているのです。ホームセンターに行っては買ってきた鎌や剪定ハサミや手袋が庭のいたる所にゴロゴロ。

作業が終わったらきちんと仕舞ったり、使えなくなった物は捨てるということをしません。見つけるたびに捨てる物と仕分けをしたため、いつの間にか片づけるのは私の仕事になってしまいました。

同じように、殺虫剤もそれぞれの木に合ったのを買ってくるのですが、それで満足してしまうのか、放置されているものがたくさんあります。

こちらは捨てたくても簡単に捨てられず、うんざりして専用の段ボール箱を作りました。

この調子で続けられてはたまらないので「少し考えてほしい」と頼むと、「次からは、木を入れ替えてもらう」「いつか使う物だから構わない」などと言い出しました。

問題はそこじゃないのに、分かろうとしてくれない父に困っています。どうすればいいでしょうか?

ネットショップを活用して、予算の範囲内で


庭造りに関する年間予算をお父様と一緒に決めてみてはいかがでしょうか。

庭の様子が気になるお父様ですが、費用面については心配していないのかもしれません。

年に2回職人さんに手入れを頼み、庭木を購入し、道具や薬剤などを購入すると、年間どのくらいの支出になるのか計算してみてください。

家計やあなたの月給と比較して話してもいいでしょう。

そのうえで、庭木や道具類を購入する費用の上限を設け、その範囲で楽しんでいただいてはいかがでしょうか。

庭木や道具類の購入については、ネットショップで注文することを提案してみましょう。

種類が豊富で、安価で購入できる場合もあります。苗木や薬剤などのサイズも選べるので、できるだけ若い苗木や使い切れる量の薬剤を購入すれば費用を抑えられるのではないでしょうか。

お父様に選んでいただいて、あなたが発注するようにすれば、相談しながら購入することが可能です。

親子で庭造りを楽しめるといいですね。

◆回答者プロフィール

海野 雪(うみの・ゆき)

上級心理カウンセラー(日本能力開発推進協会認定)、不登校児童対応アドバイザー(全国webカウンセリング協会認定)など、心理系・教育系を中心に多様な資格を有する。200名以上の相談対応実績あり。

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