親戚多すぎ!?ギリギリ家計なのに突発的に出ていくお祝い金がつらい【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回はお祝い金に困っている「ヨモギ」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

ヨモギ(女歳女性)

47歳パート主婦。同い年の夫と中学生、高校生の2人の子どもがいます。

お悩み相談


毎日少しでも節約するために頭を悩ませているのですが、突発的なお金が発生するととたんに赤字になってしまうわが家。

そのお金はお祝い金です。

支出を減らしたいのですが、とにかく親戚が大勢いて、だれかが結婚や出産、進学などお祝い事があれば、滅多に会うこともないのにお金を渡さなければなりません。

強制されているわけではないのですが、親からそのつど電話連絡が入るので、お祝いをしなければならないような雰囲気なのです。

もちろん、交際費はある程度大切だと思います。

でも、家計を圧迫するくらいに大切にする必要もないのではないかと私は思っています。家計に余裕があれば、お祝い金も快く渡すことができるのでしょうが…。

ただ、これだけ頭を悩ますほどでしたら親戚づきあいをやめたいと思ってしまいます。

わが家の子どもは中学生と高校生で、塾代がかなりかかっています。

クラブ活動、食費、友達との遊び代、年頃なので服や服飾小物にもこだわりをもつようになってきました。

夫は会社員で、年2回のボーナスもちゃんとあります。私はパートをしていますが、フルタイムではないため少額です。

贅沢な暮らしはしていないのですが、子ども達が小学校を卒業してから、とたんに赤字家計となってしまいました。

上の子どもの大学費用はほぼ貯めることができましたが、下の子の大学費用はまだ貯めることができていません。

また、もちろん自分たちの老後費用のことも心配です。

先日年の離れた妹が結婚して、すぐに子どもが生まれました。妹からもらった私への結婚祝いと同じ金額の出産お祝い金を渡しましたが、「姉は年上なのに、同額なんて」と妹夫婦から責められてしまいました。

なんとかやりくりして出しているのに、このようなことがあるとガックリきてしまいます。

節約できる部分はすべてしています。これ以上と考えると、やはり削れるのはお祝い金などの交際費なのです。これらを節約するのはやりすぎでしょうか?

節約よりも、まず相談をして納得できるおつきあいを


お祝いしたい気持ちと、家計への負担は別のものですよね。

現状では突発的な出費としての祝い金が負担になっているということですので、逆に毎月一定額を積み立てていくことで負担を減らせるかもしれません。

何万円もの出費が月の支出の中に突然割り込んでくるからインパクトが大きいのであって、せめて数カ月に分散できればまだ対応のしようもあるはずです。

過去の金額や頻度から、おおよその年額とその1/12である月額を計算し、教育費などの積み立てと同じように収入があった時点で取り分けてしまうのが良いでしょう。

ただし、これはあくまで金額面のお話。

ご相談を拝見すると、どちらかというと「親戚づきあいに過剰にお金がかかること」そのものに対する不満が大きいのではないでしょうか。

FPとして様々な家計相談を受けてきた経験から言うと、どんな家計でも絶対に改善・節約の余地はあります。

しかし、そのためには当然ながら多かれ少なかれ努力が必要で、タイトな家計ほどかかる労力も増していきます。そのため、何のための節約かという目的意識、もっと言うと納得感がなければ続きません。

一人で抱え込まずに、たとえばご両親に相談してみるのはいかがでしょう。

親~祖父母世代の方たちは、歳を重ねれば当然収入は良くなるものと悪意なく思い込んでいたりします。

現状を理解してもらえれば、ある程度納得できる頻度になるよう連絡を控えるなど配慮してもらえるかもしれませんよ。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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