【#ステイホームの現実】夫婦で「家事」の認識が違った。 休校・在宅勤務で見えた家事分担のヒント

#くらし 

新型コロナウイルスの影響で休校・休園になって2ヶ月半以上が過ぎました。緊急事態宣言は解除されましたが、引き続き家事育児と在宅勤務を両方ともこなしている人も。家族で過ごす時間が増えた今、日々の家事分担をどうやりくりされているのでしょう? オンライン座談会で語ってもらうと、「こうしなきゃ」という理想が自分を縛っていた現実、「家事」の認識の違いやコミュニケーション不足など、見えていなかった家事分担の問題が明らかになってきました。(オンライン座談会は5月中旬に行いました)


《オンライン座談会参加者》

Kさん:夫婦共に会社員で共に在宅勤務中。子どもは小5、年長。関東在住。

Oさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は出社あり(帰宅は早め)。子どもは小4、2歳。義母と同居。関東在住。

Tさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は午後から出社。子どもは年中、1歳。関東在住。

Yさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は出社と在宅勤務半々。子どもは小2、年中。関東在住。

Uさん:夫婦共に自営業で共に在宅勤務中。子どもは小4、小1。関東在住。

母親なら家事育児が好きで当たり前? コロナが浮き彫りにした夫婦の問題


Yさん


Yさん:我が家は私が完全在宅勤務、夫は在宅勤務と出勤日が半々くらいなので日々の家事は主に私がやっています。子どもがママに一日中べったりなのがしんどいので、夫が家にいる時はとにかく子どもの相手をお願いしてます。それだけで十分ありがたいかな。

Oさん


Oさん:旦那さんが在宅勤務の日は家事担当を変わったりしないんですか?

Yさん


Yさん:う〜ん。ないですね。自分でやっちゃったほうが気が楽なので特に期待してないかも。

Kさん


Kさん:うちは夫婦共に在宅勤務なんですけど、リビングで子どもをみながら仕事してる私に対して、夫は自分の部屋に完全に閉じこもったきりなんです。1日中子どもの相手をしながらなので自分の仕事も中途半端な状態です。正直家事まで手が回らないですよ。

【画像を見る】これが子どもを見ながら仕事をするということ。テーブルの上がカオス!!


Oさん


Oさん:うちの夫は部屋が散らかっていても全く気にならないみたい。私は子どもを汚い部屋で過ごさせるのは嫌だから毎日掃除するんですけど、なんで私だけ?って気持ちになることがあります。

これでもまだ散らかってない日の夕方。散乱したおもちゃに布団、なぜか玄関にあったサンダルまで…


Tさん


Tさん:家事の最低ラインが一緒じゃないんですよね。だから私がすごく気になることも夫は悪気もなく全く気にしてなかったりする。そのうえ家事や育児を「好きでやってるんでしょ」って思われてる気がします。別に女だからって家事や育児を好きなわけでも得意なわけでもないのにね。

Oさん


Oさん:そうそう。うちは義母も同居してるから、「母親なら家事や育児をやって当然」という目線が辛いです。

Uさん


Uさん:こんなに長い期間家族が一緒にいることってなかったから、これまで見て見ぬふりしてきた夫婦間のいろいろな問題が浮き彫りになってきてる感じがしますね。

在宅勤務スタート時に夫婦で家事分担の取り決めをしたら…


Tさん


Tさん:うちは私が在宅勤務、夫が午後からの出社になったので、午前中は夫に子どもをお願いして、その間に私は仕事をするって夫婦で取り決めをしたんです。

Uさん


Uさん:事前に取り決めがあれば家事分担ですれ違うこともなさそうですね。

Tさん


Tさん:でもね、取り決めをしてもそううまくいかないもので…。午前中を任せたってことは、私は子どもの朝ご飯、着替え、公園に連れて行く、お昼ご飯に戻ってくるまでを全て任せたつもりなんですけど、実際にやってみると、朝ぐずっている子をあやすのも私、朝ごはんを用意するのも私、遊びに出かける準備を一通りするのも私。ようやく外に送り出してふと部屋を振り返ってみると、テレビ付けっぱなし、おもちゃ出しっぱなし、服脱ぎっぱなし、洗濯機回ってない、食器も出しっぱなし。その後の片付けは私です。

一同:あ〜。

Tさん


Tさん:公園に行ってる間に一通り片付けて、さあ仕事しよう!と思った頃には帰ってきちゃったりするんですよね。

Uさん


Uさん:夫婦で話し合ったはずなのに、どこからどこまでやるべきなのか、認識のズレがあると。

Tさん


Tさん:あまりに仕事にならないからどういうつもりなのか聞いてみたら、本人は全く悪気がなくて、むしろ午前中を犠牲にして家族に貢献してると思ってたことが判明したんですよ。こりゃ分かり合えないはずだだと思って、私がやってほしいと思っていることを事細かに紙に書き出して伝えたら、だいぶ動いてくれるようになりました。

Uさん


Uさん:ちゃんと変わってくれたんですね。やっぱり伝えることって大切なんだなぁ。

Tさん


Tさん:普段から家事育児をしている私とほとんど何もしない夫とでは求める家事レベルや“名もなき家事”への気付きにどうしても差が生じてしまうんですね。これまでは「言わなくてもわかるでしょ」って一人でイライラしてたけど、夫婦でコミュニケーションをとって溝を埋めていくことが大切。実際に夫からも、「言葉にしてくれると動きやすい」と言われました。これを機に、在宅勤務生活が終わった後もお互いストレスの少ない形で家事分担を続けていけたらいいなと思っています。

妻がため込んだイライラが自粛生活で大爆発!その時夫は?


Oさん


Oさん:夫婦のコミュニケーション不足というのは私も反省すべき点がありまして。この間、イライラが頂点に達したときに「もう無理―!」って怒りながら大泣きしちゃったんですけど、夫はその時初めて私がどれだけ怒りをため込んでいたのか気付いたみたい。それ以来、こちらの機嫌を伺うように洗濯物を干したりしてくれます。でも爆発するまで抱え込まないで、もっとはやく穏便に伝える道もあったかなとは思います。

Kさん


Kさん:抱え込みすぎてしまうのはすごくよくわかります。子どもが赤ちゃんの頃は育休だったこともあって家事育児の大半を引き受けることに私も同意してたんです。実際、家事も育児も辛いだけのことじゃなくて楽しさもあるから。でも子どもが成長して私もフルタイムで働き出したのに、家事育児について再度話し合うということをしてこなかった。結果、私の負担ばかりがどんどん大きくなって気づけばもう限界ってところまで来ていて。「母親なら家事育児ができて当たり前」っていう呪いに自分自身も囚われていたのかもしれないです。

Yさん


Yさん:家事育児は私がやったほうが楽ってさっき言いましたけど、それも私の思い込みなのかもしれないなぁ。家族のことは私がやらねば!っていう使命感みたいなものがあって、初めから話し合いを放棄していたところは確かにあります…。

Kさん


Kさん:家事分担をきっちり振り分けなくても手が空いているほうが引き受けるようにするとか、「最低限やること」を決めておけるといいですよね。あと「こうしなきゃならない」っていう理想がガチガチにあるとその分イライラが増えるから、ちょっとハードルを少し下げつつ生きていきたいなぁ。洗濯物が畳まれてなくても元気ならよし!みたいな(笑)

在宅勤務をきっかけに、家事育児の負担が女性にかかりがちという、これまでためてきた家事分担のモヤモヤがあちこちで顕在化している様子がうかがえました。

一緒に過ごす時間が長くなったからこそ、「名もなき家事」を巡る夫婦の認識の差が見えやすくなったのかもしれません。

今回の座談会から、夫婦お互いに「言わなくても分かる」と思わないこと、当たり前と思わないこと、課題の共有を諦めないことなど、家庭における家事分担を円滑に進めるためのヒントが得られました。

通勤する日常に戻っても、日々の家事の量はあまり変わりません。在宅勤務期間中に得た学びを今後も生かしていきたいですね。

文=宇都宮薫

連載:#ステイホームの現実

この記事はレタスクラブニュースとYahoo!ニュースの共同企画記事です。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えています。自宅で時間をかけた料理に挑戦するなど、「丁寧な生活」の提案も増えていますが、実際にはそんな生活ばかりじゃない。外出自粛生活「ぶっちゃけ」どうしていますか――?在宅勤務・休校中の家の中で起きていることや、それに対するリアルな声を、不定期で配信します。

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