人前ではやめて! 近所の人のモノマネが上手すぎる母に困っています【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回はお母様のモノマネに困っている「SAITOU」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

SAITOU(53歳女性)

もうすぐ80歳になる実母の珍習慣に困っています。

お悩み相談


母は、昔から身近な人間のモノマネが得意でした。

たとえば、隣に住んでいた上品な奥様がかわいらしく「こんにちは」と小首を傾げて挨拶する様子だとか、「逆に」が口癖の近所の男性が「逆に言うと、逆にさぁ、逆にね」と「逆に」を連発する様子だとか、口調や仕草の特徴をよく捉えて、モノマネとしてはかなりのハイレベルだと思います。

母のモノマネを見聞きしたあとに本人に会うと、プッと吹き出してしまうほどです。

母のモノマネは、けっして悪意を感じるものではないのですが、それでも真似されるご本人や身内の方が見たら嫌な気になるかもしれません。

母もそれは分かっていて、モノマネを披露するのは家庭内に限っていました。ですので、以前は何の問題もありませんでした。

ところが、私や弟が巣立ち、父も亡くなったため母は一人暮らしになり、モノマネを見てくれる家族は近くにいなくなってしまいました。

最初のうちは我慢していたようですが、次第に母はモノマネ魂が抑えられなくなったのでしょう。

最近は気の置けない友人の前では、近所の人のモノマネを披露しているようなのです。

友人たちからは大ウケで、母は大変に気をよくしています。

ですが、真似された相手が知ったらトラブルになるかもしれません。私は、家族以外の前ではモノマネを封印するようにお願いしました。

でも、ウケたことに気をよくしている母は「本人の前ではやらないし、私の友人に言いつけるような悪人はいないから大丈夫」と聞く耳を持ちません。

友人とはいえ、しょせんは他人です。心のうちではどんな悪意を抱えているか分かりませんし、うっかり口を滑らすこともないとは言い切れないでしょう。

モノマネのせいで、友人を失ったり、大きな問題に発展したりしたらあまりにも馬鹿馬鹿しいと思います。

そう注意しても、母はどこ吹く風です。どうしたらいいでしょうか。

モノマネする対象を変える提案をしてみましょう


お母さんはモノマネをすることで人とのコミュニケーションを上手にとっていらっしゃるようですね。

しかし、家族からすれば問題の火種になりかねないと不安になる気持ちもお察しいたします。

ただ、今のところお母さんも親しい人だけと考えておられ、自分でリスクも考慮してされていることでしょうから、やめさせるというよりは、方法を変える提案をしてみるのをおすすめします。

ご近所という狭い範囲では確かにご本人の耳に入ることもあるかもしれません。

それなら、芸能人やテレビなどで見かける人のモノマネをすすめてはいかがでしょうか。そこはご家族が「お母さん、やってみて!」とモノマネ魂をそそるように上手にリクエストすることがポイントです。

テレビで見かけるような人達のモノマネとなれば、今まで以上に人気者になれるでしょうし、お互いに気兼ねせず楽しむことができるでしょう。

お母さんの楽しみを尊重しながら問題の少ない方法をとっていけるといいですね。

◆回答者プロフィール

白蓮千沙(はくれん・ちさ)

1977年生まれ。日本プロカウンセリング協会1級心理カウンセラー。有保育士免許。

この記事に共感したら

Information

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //