夫が病気になり貯金がほぼナシ! パートで働いていますが老後資金が心配です…【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は老後が不安だという「ラッコのママ」さんのお悩みです。

 


◆相談者プロフィール

ラッコのママ(52歳女性)

貯金がないのが、現在の悩みのタネ。52歳のパート主婦です。

お悩み相談


私は52歳のパートで働く主婦です。

家族構成は5歳年上の夫と25歳になる一人娘の3人ですが、娘は他県の会社に就職してアパートで独り暮らしをしているため、夫と二人暮らしをしています。

実は、10年ほど前に夫が命に関わるような大病をして後遺症が残ったため、働けなくなってしまいました。

サラリーマンだったため、会社で社会保険と厚生年金に入っており、1年半は傷病手当が支給されましたが、それでも病気になる前の夫の給料には及びません。

夫の治療費もかかりますし、当時娘はまだ高校生で学費もかかりました。

それほど貯金があるわけでもなく、このままではすぐに家計が回らなくなってしまうのが目に見えていました。

そこで私がフルタイムのパートに出ることになりました。

独身時代は建築関係の会社の事務をしていたので、似たような職がないか探しましたが見つからず、結局、家から近く時給が高い食品加工工場に勤めることになりました。

給料は手取りで月17万円ほどで、社会保険と厚生年金に加入し、夫と娘は扶養に入れました。その後、娘は高校卒業後就職して独立し、夫婦二人暮らしになったのですが、現在、ほぼ貯金を使い果たしてゼロの状態です。

夫は倒れるまでは25歳から48歳まで厚生年金に入っていました。

私のほうは、独身時代の5年間と42歳から現在の52歳まで厚生年金に加入しており、それ以外は夫の扶養になっていました。

私のパート先は65歳まで働けるのですが、その後の生活費が年金だけでまかなえるのか心配です。

夫はどうにか自立歩行ができるので、マヒがあるにもかかわらず、障害者年金の対象からは外れてしまっています。

娘はすでに独立していますし、将来的に金銭的負担をかけたくありません。

できれば、自分たちでどうにかしたいのですが、このような経済状態でも老後の生活資金を確保するために今からできることはあるでしょうか?

年金試算や制度のチェックで、安心できる老後のプランを


大変な状況の中、ご家族を長年支えてこられたのですね。本当にお疲れ様です。

ご相談内容からだけではなんともいえない部分もあるのですが、まずは受け取れる予定の年金額と現在の家計を比べるところから始めてみてはいかがでしょうか。

お誕生月にはがきや封書で届く「ねんきん定期便」には、50歳以上であれば受給できる年金の見込み額が表示されています。

お2人分の年金予定額が分かれば、家計の調整でどうにかできるかなどが分かりやすくなるはずです。

現状、パートの収入だけでなんとか生活できているのであれば、ラッコのママさんが退職されるまでご主人様の年金の受給開始を遅らせることで、ひと月あたりの受給額を増やすこともできます。

分かりづらければ、お住まいの地域の年金事務所などで相談してみましょう。

突発的にまとまったお金が必要な場合は、状況や目的にもよりますが公的な貸付制度が利用できることも。

市区町村役所や社会福祉協議会などに相談に行けば、利用できる制度を案内してもらえます(いざというときには考えが回らないこともありますし、思いがけず対象となるものもあるかもしれませんので、今のうちに一度相談しておくのも良いかもしれません)。

今後もご自身で回していこうとされているのは本当にご立派な姿勢だと思いますが、無理をして体を壊しでもしたら元も子もありません。

利用できる制度は上手に利用して、無理のないプランを模索してみてください。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

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