日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(12)
◆主婦を笑顔にする“風が吹けば桶屋が儲かる”理論のススメ
スポーツ&読書の秋到来! ということで、外で元気よく遊んだ子どもを絵本の読み聞かせでやっと寝かしつけたと思ったら、仕事から帰ってきた夫が「パパでちゅよ~」と抱きかかえて起こしちゃう。そこから再び寝かしつけ……。主婦の秋の夜は長いのです。
夫は「昼間は仕事で家にいないから子育ての手伝いができない」という気持ちもあって、強引なスキンシップで折り合いをつけようとします。しかし主婦にとっては、迷惑千万。寝かしつけに要した時間と体力を返してほしいと思わずにはいられません。
この現象は、夫が“育児以外の家事のお手伝い”が、実はまわりまわって“育児をする主婦のお手伝いになる”という「風が吹けば桶屋が儲かる」理論を理解できていないからこそ起こるもの。お弁当箱をシンクに出す、椅子に座る前に床に落ちている積み木を一つ片付ける。そんなちょっとしたお手伝いが主婦の心と体力と時間に余裕を生み出し、その分を育児に費やすことができる……ということがわかっていないのです。子どもと直接的に接しなくても、育児のお手伝いってできるんですよね。
ではこの桶屋理論を夫が身をもって理解し、気持ち良くお手伝いをしてくれるようになるにはどうしたらいい? 感謝の気持ちと子どもの話題を一緒に伝えてみましょう。「お風呂掃除ありがとう。太郎もお風呂がキレイでうれしいっていってたわよ」って感じです。自分のお手伝いが子どもの笑顔のキッカケになっているということを知ることで、お手伝いへの意欲が高まるというわけです。朝、夫が「おはよう」っていっただけでも、「あなたがちゃんとあいさつしてくれるから、太郎も幼稚園であいさつできるのよね」くらい、いってみてもいいかもしれません。
ちょっとしたお手伝いが主婦と子どもの笑顔を生み出す。さらにその笑顔で夫も一日がんばれる。夫のお手伝いは、めぐりめぐって家族を幸せにするのです☆ ごめんくださいませ。
◆今月のひとこと:余裕があれば笑顔になれる◆夜中に「おトイレに一緒に行こう」と僕のことを起こしにくる娘に、笑顔で対応。これも奥さんが食器洗いを手伝ってくれたことで生まれた余裕のおかげです。
家庭を預かる主夫であり、芸人でもある中村シュフさん。『レタスクラブ』本誌の連載が、しばらくの間1カ月遅れでネットで読めます! 主婦の方はもちろん、主夫の方もぜひご覧くださいませ。
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