日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(13)

#くらし   

夫が主夫になりたいといいだした!大切なのは世間の目or家族の目!?

2年目に突入いたしました『のほほん家事道』。今回からはみなさんの家庭のお悩みに、主夫兼パパ兼芸人である私が答えさせていただきます。よろしくお願いいたします!

さてさて最初のお悩みは、共働き夫婦のA子さんから。「夫が主夫になりたいといい出したけれど、主夫に対する世間の目が気になる」とのこと。主夫になりたい男性が、最近増えているようですね。ちなみに僕は「主夫になりたい」ではなく「なるしかない」でした。大学で家政学を学び、芸人の道に進んでみたものの、結果が出ずに30歳でコンビを解散。身の振り方を決めあぐねていた時に、彼女から「家庭に入ってもらえませんか」とプロポーズされたのです。フルタイムで働く奥さんと家庭科の教員免許を持つ元芸人のコンビで、自分たちらしい家族を作っていければと覚悟を決め、僕の主夫生活がスタートしました。

幸いにも周囲の反応は好意的で、双方の両親は「二人に合うスタイルなら応援するよ」、友人からは「中村らしいな」と納得される始末。紆余曲折はあったけど、僕たち夫婦にとっては「主夫」が落ち着くべき形だったのかなって思っています。

A子さんが気にされている世間の目は、もちろん感じます。平日の公園で、予防接種や定期検診で、あらゆる場面に好奇の目が潜んでいます。ですが僕自身、それを何とも思わないので、このことも主夫をするにあたりプラスに働いているかもしれません。それに、自分が思っているほど世間は僕に興味がありませんから。

このように世間の好奇の目は少なからずありますが、大切なのは家族の目です。だんなさんが主夫になることによって、家族全員がニコニコ笑顔のやさしい目になれるのであれば、それが一番! 家族の形は「十家族十色」です。自分たちらしいステキな家族の形を探してみてください。ごめんくださいませ。

◆今月のひとこと:まずはお試しシュフで覚悟を確認!◆主夫業はゴミの分別やトイレ掃除など、地味家事の連続です。それを体験するためにも、3ヶ月ほど家事全般を任せてみては? だんなさんの覚悟のほども、確認できるはずです。

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Information

家庭を預かる主夫であり、芸人でもある中村シュフさん。『レタスクラブ』本誌の連載が、しばらくの間1カ月遅れでネットで読めます! 主婦の方はもちろん、主夫の方もぜひご覧くださいませ。
著者●中村シュフ 1979年生まれ。大学卒業後、お笑い芸人となり、現在は主婦業をメインに主夫芸人、家政アドバイザーとして活動中。初の著書『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會刊)が発売中。公式ブログ 「日刊 主夫の友」

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