日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(15)

#くらし   

「笑う主婦には福来る」ということわざがありますが、笑う主婦にも福は訪れます! 本年も主婦の皆さんのお悩みにお答えして、一人でも多くの方を笑顔にできればと思っております。さて、2016年はC子さんのこんなお悩みからスタートです。

「結婚以来、洗濯物のたたみ方、掃除のしかたなど、家事全般に対して夫と意見が合わず、イライラ……。でも絶対私のやり方のほうが効率がいいんです! それを夫に分からせるには、どうしたらいいのでしょうか?」ですって。

SMAPさんの「セロリ」という曲の歌詞にもあるように、育ってきた環境が違えば夫婦といえども意見が合わないのは当然。そのつどイライラしたら、それこそ非効率ってもんです。まずは家事について話し合い、自分の家庭に適した家事の進め方を見つけるのが一番かと思います……って、ここまでがよく聞く正論。分かっちゃいるけど、自分のやり方とは違う食器洗いをされたら、イラッとするのが人間というもの。

そんなときはこういってみましょう。「その発想はなかった!」と。このひと言でネガティブな感情がポジティブに変わり、さらには家事の効率化を進める、思わぬアイディアが浮かぶこともあるのです。

わが家の事例ですと、あるとき奥さんが、壁の上のほうにあるエアコン専用のコンセントを使って床に掃除機をかけ始めました。僕はいいました。「その発想はなかった!」と。そのとたん、"専用"に縛られていた己が解放され、僕は衣装ケースには洋服を収納するだけでなく、赤ちゃんを沐浴させるベビーバス的な使いみちもあるのだと気づくことができたのです。

日常生活で何か問題にぶつかったときに、夫婦それぞれが違った意見やアプローチを持っていることは解決への糸口になります。夫婦それぞれの見方を大切にして、オリジナルの家事を追及してみてはいかがでしょうか☆ ごめんくださいませ。

◆今月のひとこと:「空気清浄器で子どもたちを笑顔に!」空気清浄機には本来の使い方のほかに、「風船をフワフワさせる」という使いみちもあります。これは「子どもを喜ばせる」機能でもあります。どちらにせよ空気がよくなることに違いはありません。【レタスクラブ】

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Information

家庭を預かる主夫であり、芸人でもある中村シュフさん。『レタスクラブ』本誌の連載が1カ月遅れでネットで読めます! 主婦の方はもちろん、主夫の方もぜひご覧くださいませ。
著者●中村シュフ 1979年生まれ。大学で家政学を学び、家庭科教員免許を取得。現在は主夫業をメインに、主夫芸人、家政アドバイザーとして活動中。著書に『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會刊)。公式ブログ 「日刊 主夫の友」

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