日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(18)
相手が求めることばを見つけるには、自分のことを振り返ってみるべし!
桜の季節です(掲載のレタスクラブは4/10発売でした)。お悩みを解決して、主婦のみなさんに笑顔の花を咲かせられたらと思っています。さて今回のお悩みはこちら。
「仕事のグチをいう夫に『大変だね』と返すと、『お前に俺の気持ちはわからない!』と逆ギレ。私は夫にどんなことばをかければよかったのでしょうか」。
グチの聞き方って、難しいですよね~。アドバイスは避けて共感に徹すればいいなんて話も聞くけど、それも時と場合と旦那さんのキャラクターに大きく左右されますしね。僕なんかは、奥さんがギュッとしてくれれば、それだけで救われちゃう単純なタイプですけど(笑)。
ただ一つはっきりしているのは、旦那さんはあなたを信頼しているってことです。誰にもいえない仕事のグチを、あなたにだけは話してくれているんですから。逆ギレするのは、あなたを疎ましく思っているからじゃなく、あなたになら何をいっても大丈夫って甘えている状態なのです。
でも逆ギレされたら疲れちゃいますよね。そこで、あなたが旦那さんに家事のグチをこぼしたときのことを考えてみましょう。「洗濯物が雨に濡れて大変だったの」とグチるあなたに、「いつもありがとう。大変な思いをしているのに気付いてあげられなくてごめんね。なにか僕にできることないかい?」って旦那さんがいってくれたらどうでしょうか? いい感じですよね。それは、このことばの中に“二人で一つ”である夫婦を代表して家事をしてくれているあなたへの感謝と、大変さへの共感があるから。夫は私の理解者=味方だって実感できるからなんですね。
仕事のことをグチる旦那さんにも、このことばはきっと響くはず。「仕事の理解者」になろうとするよりも、「旦那さんの理解者=味方」であることを伝えて、安心感を持ってもらうことが大事かもしれませんよ☆ ごめんくださいませ。
◆今月のひとこと:妻のグチを聞くのは、「仕事のストレスを明日に持ち越させない」という大事な「家事」の一つです。グチで夫婦のコミュニケーションを図って、絆を強化!【レタスクラブ】
Information
著者●中村シュフ 1979年生まれ。大学で家政学を学び、家庭科教員免許を取得。現在は主夫業をメインに、主夫芸人、家政アドバイザーとして活動中。著書に『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會刊)。公式ブログ 「日刊 主夫の友」
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