日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(19)

苦手意識を持たず、“あなたのキャラクター”を生かしたキャラ弁作りを!

そよ風が気持ちよくて、お弁当を持って家族でお出かけしたくなっちゃう今日この頃。今回はお弁当に関するお悩みです。

「小学生の娘に、『友だちのお弁当はかわいいのに、私のはかわいくない』といわれて落ち込んでいます。『お母さんのお弁当は、あなたの体のことを考えた栄養たっぷりのお弁当なんだよ』と話して聞かせても、お友だちのキャラ弁がうらやましいようで、かわいいお弁当がいいの一点張り。でも不器用な私にはキャラ弁なんて作れず……。いったい私はどうしたらいいのでしょうか」。

子どものお弁当作りって難しいですよね~。僕も幼稚園に通う長女から、「お友達のお弁当は色が多いよ」っていわれたことがあります。僕好みのご飯がすすむ茶色のおかずが多かったからだと猛反省(笑)。

そもそも「キャラ弁」って、子どもが苦手な食材を食べられるようにする、という側面があるんだと思います。でも娘さんは、そんなことよりも単純に見た目のかわいさを追い求めたいお年頃……。

そこで、休日などに娘さんと一緒にお弁当を作ってみるというのはどうでしょうか? 「ピーマンはね、ビタミンがいっぱいで風邪予防にいいのよ」なんて話をしながら作れば、お母さんが健康を考えて手間暇かけてお弁当を作っていることがより伝わると思うのです。

それでも娘さんがキャラ弁にこだわるのであれば、思い切ってあなたなりのキャラ弁を作ってみましょう。味のある見た目のお弁当が、案外娘さんのいう“かわいいお弁当”かもしれませんよ。「こんなのキャラ弁じゃない!」っていわれたら「かわいいお弁当になるように、手伝って」って娘さんを作る側に巻き込んじゃいましょう。

栄養重視であれ、見た目重視であれ、ご自身の持ち味を発揮して全力で作る。あなたらしさが伝わる「キャラクター弁当」が一番ですよ☆ ごめんくださいませ。

◆今月のひとこと:「キャラクター」には「文字」という意味もある。というわけで、僕のキャラ弁「レタスクラブサンド」です。【レタスクラブ】

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Information

家庭を預かる主夫であり、パパ&芸人でもある中村シュフさんが、読者から寄せられた家族の悩みにお答えする人気連載。1カ月遅れでネット公開してきましたがネットは今回が最終回です。本誌での連載は続行中ですので『レタスクラブ』本誌でぜひお楽しみください。
著者●中村シュフ 1979年生まれ。大学で家政学を学び、家庭科教員免許を取得。現在は主夫業をメインに、主夫芸人、家政アドバイザーとして活動中。著書に『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會刊)。公式ブログ 「日刊 主夫の友」

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