どんな料理も調味料でひったひたにする夫。健康のために私がとった妥協策とは―【体験記】
人に大きな声では言えないけど、日々心にためていることがある…!?「義両親との関係、こんなに大変」「すべてを私に任せっきりの夫についにブチ切れた!」「職場に変わった人がいて迷惑を被っている」…などなど、レタスクラブニュース世代が直面するさまざまなモヤモヤや課題について、当事者が執筆。そうそう、あるある!と共感できることうけあいです。

<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こみく母
プロフィール:子どもが2人いる専業主婦です。子育てが終わり、夫婦水入らずの時間を楽しんでいます。
私と夫は結婚して30年、付き合いから数えると40年一緒にいます。そんな夫とは、どんなに長く一緒にいても分かり合えないことがあります。それは、味の好みです。
私は昔から食材の味が楽しめるくらいの薄味が好きで、濃い味が苦手でした。しかし、夫は正反対でどんな料理でも濃い味付けが好きなのです。
専業主婦の私は家事全般を任されていたので、料理を作るのは私の仕事でした。わが家の食卓は基本的に和食が中心なのですが、そこでモヤモヤすることが起きるのです。
それは、夫が私の作った料理を調味料でひったひたにすることです。私がどんなに味付けを考えて直しても必ず調味料をかけます。おひたしや温野菜など自分で好みの味付けをして食べる料理はそんなに気にならないのですが、夫は本当にどんな料理にでも調味料がないとだめなのです。
例えば、和食の定番の煮物や焼き魚、漬物などには醤油をかけます。ドレッシングで味付けをしたサラダには大量のマヨネーズをかけ、炊き込みご飯やチャーハンなどには塩をふりかけるのです。どれも調味料でひったひたです。
付き合い始めの頃は気にしていなかったことも、結婚して毎日目の当たりにすると気になって仕方ありません。初めは私が薄味が好きすぎて、味付けが足りないのかと悩んで料理本を買ったり、レシピを参考にして味付けを変えたりしていましたが、それでも夫の調味料は止まりません。
何より許せないのが、味見もせずに席に着くなり調味料に手を伸ばすところ。どんな風に味が足りないのか言ってくれれば私も変える努力をするのに、夫は勝手に味付けを変えて勝手に食べて一切料理に興味を示さないのです。夫においしくないのか聞いても「いや、そういうわけじゃない」と答えるだけでした。
夫の調味料の量は年々増えていっているようでした。さすがにお互い健康が気になる年齢だし、夫にも配慮してほしいのですが、ついに外食時でも塩をかけるようになってしまいました。このままではいけない、と考え私も行動にうつすことにしました。
まず、夫が調味料を使うことは見ない、気にしないことにしました。私がどんなに工夫してもそれは変わらないし、理解できないことだと諦めることにしました。そこで食事の塩分を控えるために、料理に味付けをしない、もしくは味付け不要の料理をメインにしました。極端に言うと、ダシで味付けして終了です。それから個別に味付けして食事を楽しむようにしました。同じ味を「おいしい」と共感できたら、そんなに嬉しいことはないけど、できないことをお互い無理強いするのはストレスだと感じました。
夫婦だからといってなんでも分かり合うのは不可能でした。それでも一緒に過ごす中でお互いにどうするべきなのか考えることは必要だと思います。夫の調味料を無視すること、料理を頑張らないことが私の妥協策です。
※記事に使用している画像はイメージです。
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