【クイズ】洗剤の「混ぜるな危険!」はどうして危険なの? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(65)

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「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!

子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第65回目をお送りします。

◇ ◇ ◇

「混ぜるな危険!」はどうして危険なのか?


学校の理科の授業で、何かと何かを混ぜ合わせて化学反応を起こす実験をしたことのある人は多いだろう。

化学反応が起こるのは、なにも実験室にあるビーカーやフラスコの中だけではない。台所や風呂場といった、家庭のさまざまな場所で起こり得ることだ。そこには、時として大きな危険が潜んでいることもある。

たとえば、混ぜ合わせると危険な洗剤には「混ぜるな危険」と注意書きが書かれているが、こうした洗剤には「塩素系」と「酸性タイプ」がある。塩素系の洗剤には「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が入っている。この成分が入っているものには、パイプ用洗剤などがある。一方、酸性タイプは、トイレ用洗剤などである。

塩素系の洗剤と酸性タイプの洗剤が混ざると、中和反応が起き、塩素ガスが発生する。

塩素ガスは人体に非常に有毒で、最悪の場合は死に至ることもある。

混ぜると危険なのは合成洗剤だけではない。

酢やクエン酸など、最近、「ナチュラル系」として使われる物質も、れっきとした酸性タイプの化学物質だ。

そのため、これらを使って掃除をしたあとに、塩素系の洗剤を使うのは非常に危険。

うっかり混ぜたり併用したりして、塩素ガス特有の刺激臭を感じた時は、換気をして、できるだけ早くその場を離れよう。

監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)

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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

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