子どものバスケットボールがみるみる上達する「3つのルール」

#くらし   

バスケットボールをプレーするお子さんを見ていて、「試合に出ても全然ボールをもらいに行かない」「ボールをもらっても積極的にプレーしない」などと思ったことはありませんか? しかし、そのような子でも、試合で自信を持ってボールをもらいに行き、迷うことなくドライブを仕掛け、堂々とシュートを決めて得点を重ねていく選手になれる方法があるんです! その方法を教えてくれるのは、プロバスケットボールコーチの磯ケ谷光明さん。運営するバスケ指導YouTubeチャンネル『mituaki TV』は登録者数10万人超、いま大人気のバスケの先生です!

ライバルに圧倒的な差をつけられる!『バスケットボールの新しい教科書』


プレーの良し悪しを決めるのはたった0.5秒


バスケットボールは、0コンマ1秒を争う「瞬間のスポーツ」といわれています。
ボールをもらった瞬間にシュートを狙うのか、ドライブを狙うのか、それとも味方にパスを出すのか。この判断を瞬時に、かつ的確に状況に合ったプレーを選択しなければ、相手ディフェンスに止められたり、シュートチャンスを逃したりしてしまいます。

うまくいかない選手の脳内は……

「よし! ボールをもらえた!」→「……えーと、何をしたらいいんだろう?」→「シュートを打てばいいのかな?」→「うまい子にパス出しておけばいいかな?」

このように何をすればいいかわからず、周りのチームメイトから文句を言われたりして、焦りが生まれて「やばい、動かなきゃ! とりあえずドリブルだ」と、正しい判断ができずに感覚的なプレーをしてしまうのです。

すると今度は、

「そこはドリブルじゃねえよ! パス出して走れ!」

と監督からの怒号が……。このように味方選手や監督から怒られ続けると、その選手は委縮してしまい、「監督に怒られたくない」「味方にガッカリされたくない」「ミスしたらどうしよう……」と、少しずつ自信を失って悲しそうな顔になってしまいます。大好きなバスケットをやっているのに、です。

かくいう私も、現役時代は同じ悩みに苦しみました。まったく正しい判断ができず、練習中も、試合中もどうすればいいのかわからず迷いながらプレーしていたのを覚えています。
ですが、月に数百名のミニバス選手を指導するようになってから、なかなか上達していかず困っている子たちを見ているときに“ある発見”をしました。
バスケが上達しやすい選手と、なかなか上達しない選手の違いは、“試合中に瞬間の判断ができているかどうか”ということだとわかったんです!

バスケが上達する選手と、そうでない選手の差は「瞬間の判断」にある!


たった3つの「オフェンスルール」を覚えるだけ!


以上のとおり、積極的にプレーできない最大の原因は、「ボールをもらっても何をすればいいかわからない」ためです。なぜそうなってしまうのか?
あなたのお子さんがチームで行っている練習は、ボールをすでに持っていて、 そこからドリブルしたりシュートを打ったりする練習が大半ではないですか? 例えば、ドリブル練習をするときは常に自分がボールを持っている状態で練習をしていることが多いですよね。シュートを打つ練習でも、常に自分がボールを持っていたり、絶対にシュートを打つ!と決まった練習が多いのではないでしょうか?

そう、「ボールをもらった瞬間の判断を鍛える練習があまり含まれていない」のです。

でも、安心してください。そのような子でも、試合で自信を持ってプレーし、笑顔でバスケを楽しむことができるようになれます。しかも、たった3つの「オフェンスルール」を覚えるだけです!

「オフェンスルール」とは「成功法則」と考えてください。以下の3つです。

1.明確なオフェンスの優先順位を持つ
2.常にシュートを狙う
3.ドライブはリングに向かって行う


最も重要なのは「1」。オフェンスで優先されるプレーの順番は「シュート→ドリブル→パス」。直接得点になるスキルはシュートだけであり、ボールを持っている人がシュートにつなげるために移動するのがドリブルで、チームメイトのシュートにつなげるのがパスだからです。

オフェンスでのプレー選択の絶対的順位は「シュート→ドリブル→パス」


「2」は、優先順位と同じだと思われそうですが、優先順位を知ったうえでシュートを狙うのと、知らないでシュートを狙うのでは意味が異なります。優先順位をしっかりと頭に入れて、まずはシュートを狙う。
すると「3」につながるのですが、なぜドライブをするかと言えば、シュートを打つためです。シュートを打つためのドライブなら、リングに向かわないと意味がありませんよね。

以上の3つのルールに沿って練習や試合でプレーしていくことで、あなたのお子さんは確実に、しかもグングン上達していくでしょう。そして、この成功法則を知ったうえで練習すれば、「試合でどのように使うのか」を考えながら取り組めるので、スキルの吸収速度が急上昇します。さらに、試合でもボールをもらったら迷うことなく、状況を判断して練習でやってきたとおり、ドリブルで仕掛けて、シュートを狙っていけます。

ドライブで相手を抜いて、レイアップやジャンプシュートを決めて、あなたに向かって小さくガッツポーズ! 笑顔でバスケを楽しむお子さんの姿を見ることができるはずです!

著=磯ケ谷光明/『バスケットボールの新しい教科書 実戦力が高まる「オフェンスルール」』(KADOKAWA)

【著者プロフィール】
磯ケ谷光明(いそがや・みつあき)
株式会社B the B代表取締役。プロバスケットボールコーチ。日本で初めてのスポルディングジャパン公認スキルコーチ。埼玉・昌平高校で関東大会、全国大会を経験。大学在学中にコーチ活動を開始。2014年にYouTubeでバスケ指導動画(mituaki TV)の配信を開始、バスケ指導ジャンルでは日本一の登録者数10万人の人気チャンネルに成長。関東3拠点でスクール運営、全国各地での数百名規模のクリニック、合宿を開催するほか、バスケ上達DVDやメルマガなどオンラインでのスクールも行っている。

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