知ってた?震度5弱以上で水洗トイレはほぼ使えない!?

#くらし   

東日本大震災の時、千葉県浦安市の一部では液状化の影響で30日間ほどトイレが使えない状況が発生していたのをご存じだろうか。NPO法人 日本トイレ研究所の加藤 篤代表理事は「震度5弱以上の地震が起きると、水洗トイレはかなりの確率で使えなくなります」という。断水だけではなく、排水管の破損、下水道管の破損、マンションなら停電によって貯水槽に水を汲み上げられない……。このどれかひとつにでも当てはまれば水洗トイレというシステムは破たんする。

さらに、仮設トイレの設置までの日数は、東日本大震災の29の自治体で、避難所に行きわたるまでに3日以内が34%、4~7日間が17%、あとはそれ以上の日数がかかっていた(日本トイレ研究所調べ)。

トイレの回数は食事の回数より多い。何よりトイレを我慢するために水分を控えれば、エコノミークラス症候群や高血圧、心筋梗塞などの重篤な病気の引き金にもなる。

地震の備えというと水や食料品が浮かびがちで、「携帯トイレ」の準備は多くの人の盲点になっていないか。そこで準備しておきたいのが携帯トイレ。「便器に設置して使う携帯トイレのストックは、最低7日分が目安」と加藤さん。「1日何回トイレに行くか数えれば、自分に必要な数がわかるはずです」ということは、かなりの数が必要となるのがわかるだろう。ほかにも知っておきたい携帯トイレの種類や整えたい環境について、加藤さんのアドバイスを『防災Walker』が紹介している。

「東日本大震災では都心に帰宅困難者が溢れていても、コンビニや店舗のトイレが使えて助かりました。しかし今後もそれを前提にするのは危険です」と加藤さん。今すぐ、ふだんからの備えを見直したい。

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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