雷が発生するそもそものメカニズム 誰かに話したくなる地球の雑学(72)

日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!
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雷が発生するそもそものメカニズム
「雷(かみなり)」の語源は、古来その音は神が鳴らすものであると信じられ、「神鳴(かみなり)」と呼ばれたことが由来とされる。では、実際になぜ雷が発生するのか。その正体は、電気の放電現象であることがわかっている。
雷が発生する条件として欠かせないのが、入道雲とも呼ばれる積乱雲の存在だ。積乱雲は、地表にある湿った空気が、強い日差しを受けて暖められ、空に昇っていくことで発生するのだが、このとき雲の中ではある変化が起こっている。
強い上昇気流の影響によって、ひょうやあられといった大きな氷の粒と、雪の結晶のように小さな氷の粒が激しく衝突。その摩擦によって静電気が発生し、小さな粒はプラスの電気、大きな粒はマイナスの電気を帯びる。そして、気流によって小さな粒は雲の上のほうに、大きな粒は下のほうに集まると、雲の上のほうにプラス、下のほうにマイナスの電気を蓄積する。そしてその電気が一定の量を超えたとき、瞬間的に放電される。これが雷の正体だ。
また、放電の通り道には大きな電流が流れるため、1万℃以上の高温になるが、その影響で空気は急激に膨張する。このときに起こる衝撃波が「雷鳴」と呼ばれる現象だ。
さらに、雲と地表とのあいだで起こる放電現象を「落雷」と呼び、通常は雲の下のほうにたまったマイナスの電気と地上とのあいだで起こる。
ただし、まれに雲の上のほうにあるプラスの電気と地上とのあいだで放電現象が起こることもある。これは、冬の日本海側などで時々みられる落雷で、そのパワーも非常に強いことがわかっている。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
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